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2016年6月23日(木)  ≪開かずの踏切≫

最近、ヘッドフォンで音楽を聴きながらジョギングして男性が警報に気付かず電車に跳ねられるという痛ましい事故が起きた。何故そんな事に?と思われるだろうが、人間何かに没頭している時は大きな音にも気付かないし、益してヘッドフォンを付けていれば猶更だ。最近は減少傾向に有ると聞くが我が国において、踏切道の数は2014年度で33,528か所であるという。現行法令では踏切の新設は厳しく制限されているが、国土交通省は去る17日、車や歩行者が長時間通れなかったり、事故が多発したりするなど、対策が必要な踏切が全国45都道府県に1479あると発表した。国交省は特に緊急性が高い踏切について、鉄道会社や自治体に改良を義務づける方針だという。

鉄道が走っていない沖縄県は解るが、大分県に1か所もないとは不思議な話だ。やはり危険だとされる踏切は、人口密度が高い都市部に集中している。私が親父の仕事の関係で、九州の田舎に居た頃、踏切は我々少年時代は一つの遊び場だった。と言うのは、たまに通る貨物列車の線路の上に1円玉を置いて、列車が通り過ぎた後に熱くて扁平になった1円玉を手の平に置き悦にいってたものだ。今時そんなことをすると直ぐ新聞沙汰になるだろうが、当時はのんびりしたもので、特に咎められた経験なぞなかった。今問題になっている踏切の内、改良の緊急性が高いものの多くは所謂≪開かずの踏切≫というやつだ。(写真は、電車に遮断機が下りる踏切)1280px-Level_crossing_Metro_Ginza_Line_Ueno_Depot-1

踏切の種類は第1種から第4種まで有るそうだが、≪開かずの踏切≫は、自動踏切警報機と自動遮断機を設置するか、踏切保安係を配置して、列車が通る際に道路の交通を遮断によって遮断する第1種の踏切だ。≪開かずの踏切≫には定義が有って、「ピーク時の遮断時間が1時間あたり40分以上となる踏切」を言うそうだ。国土交通省が「緊急に対策の検討が必要な踏切」として指定したものは≪開かずの踏切≫と、「1日あたりの踏切自動車交通遮断量が5万台時以上となる踏切」、又は「1日の自動車と歩行者の交通量が多く、渋滞や歩行者の滞留が多く発生している踏切」(ボトルネック踏切)と、「歩道が狭隘な踏切」の四つである。(下はアメリカの踏切)220px-RoundPrairieWigwag

踏切上の事故は14年度、全国で248件発生し、92人が死亡した。このうち歩行者が75人と約8割を占め、31人が65歳以上だった。1479の踏切の中でも最も危険な踏切58か所を指定したそうだが、東京と大坂が多いという。≪開かずの踏切≫は、やはり「アカン!」ということか?