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2019年5月15日(水)  ≪「ピン(旗竿)差しパット」解禁≫

今年からプロ・アマ別なく全てのゴルファーに適応されるルール改正が有ったことを中身は別としてご存知の方も多い事と思う。ゴルフルールって結構ややこしくて難しいものが多いが、それを少し簡素化して分かりやすく、なおかつプレーのスピードアップも図ろうという意図が有るようだ。その中でも、すぐ体験できるのが旗竿を立てたままでパッティングをしてもいいというルールとドロップの際の「ニーハイドロップ」だ。後者は後で触れるとして、前者はもしボールが旗竿に当たってもペナルティはなく、そのままカップインすればそれが認められというもの。これはロングパットの際に、旗竿にキャディさんや他のプレーヤーが付き添ってくれるのを待つ時間が短縮できるという狙いが有るのだ。

この新ルールをいち早く取り入れたプロが居る。世界屈指のショットメーカーながら、長くパットに悩んできたアダム・スコットだ。彼は、長尺パターを使用するようになってマスターズでメジャー初優勝、世界ランク1位の座にもついたものの、長尺が禁止されて以来パッティングに悩みを抱え続けていた。ところが今年のルール改正で「ピン(旗竿)差しパット」を実践した結果、パッティングの指標は大幅改善。何と165位から24位とUPしたのだ。「ピン差しパット」が有利だという説は、1.強いタッチでも入る、2. 下りのパットで止まる可能性がある、3. 目標物があるのでタッチが出しやすいなどだろうか。

ゴルフ愛好家でも、ゴルフカップの直径の正確な寸法を知る人は意外に少ない。実はカップの直径は、世界共通で10.8cmと決められている。又、ゴルフボールの直径は、4.267cm以上と決められている。ピン(旗竿)の直径が1.90cm以内と決められているので、差したままであればその分を引いた半径4.45cm以内にボールを吸い込ませなければならないので、未だにプロは「ピンを抜かない派」が多いようだが、私はピンを差したまま打つようにしている。何故なら私の場合、ショートするケースが多く、差したままであれば強く打てるからだ。又、スライスラインであれば、左カップとピンの間を、フックラインであればピンと右カップの間を狙えば、入らなくても近づくケースが多い。

最大のメリットは、グリーン上に居る時間の短縮だが、抜く人と抜かない人が半々ならば余計に時間がかかることが予想される。キャディさんい聞いてみると、最近とみに抜かない派が増えているという。日本の女子プロでも鈴木愛ちゃんは抜かない派で、今後プロでも抜かない派が増えてくると思うが如何だろうか?

最後に「ニィードハイロップ」だが、決してプロレスの決め技ではない。アンダーリペアやハザードに入った場合の「リプレイス」は、去年まで肩の高さからボールをドロップしていたが、今年から膝の位置から落とせというのだ。アメリカのトーナメントで従来通り肩の位置からドロップしたプロがペナルティを取られたケースが有った。私はこのルール改正は、ナンセンスだと思う。膝から落とすのだったら単純に手で置けばいいと思うのは私だけだろうか?