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2016年3月31日(木)   ≪単身赴任≫

人事異動」シーズンの到来だ。「人事異動」とは、広義では新規採用や退職も含まれるが、一般的には組織の中で職員の配置や地位、勤務地等、勤務状態を変えることを指す。役所勤めや民間のサラリーマンにとって人事異動は避けられないものだが、ポジションや勤務地にとっては悲哀を味あうケースも有るようだ。私もサラリーマン時代、35歳の時九州転勤を命じられたが子供も小さく当時持ち家でなかったから家族を帯同して約5年間福岡で過ごした。しかし、昨日挨拶に見えられた或る建機メーカーの50際の幹部社員の方は、仙台に転勤が決まったものの娘さんが高校生なので、≪単身赴任≫されるという。

単身赴任者数は年々増加傾向に有ると聞く。2012年に総務省が「就業構造基本調査」で行った単身赴任者とみなされる「配偶者あり単身者」の数をみると、約100万人となっており、10年前と比べて約2割増加している。私のお取引先で10年以上家族から離れて単身赴任をされている方を何人か存じ上げている。或る方など関東に自宅が有るものの、九州の勤務地から関東を通り越して北海道に転勤したケースも有った。前述のごとく私は単身赴任は愚か、学生時代も親元から通ったので単身生活のイメージが湧かない。dc206e02781ef644121ef0741b74fc3d_24479

大変だと想像できるのが「炊事・洗濯」だが、それ以前に家族との絆をどう保つかということだろう。それに二重生活なので、多少手当が出てもしょっちゅう帰る訳に行かず経済的にも厳しくなる。単身赴任が子供に与える影響は大きく、父親が単身赴任になったことで、子どもは情緒不安定になり、幼い場合、例えばきつ音になったりするケースも有ると聞く。思春期の子どもの場合は、母親に対して反抗的な態度をとってしまうことも有るようだ。そして、母親は子育てをひとりで抱えることになり、ストレスが溜まってしまって精神的に不安定になるケースもあるそうだ。

又、父親が年に数回など、たまにしか帰省できない家族の場合、父親のいない生活に慣れてしまい、父親が帰ってきても、家族はどう接していいのか判らなくなってしまったり、夫もせっかく戻ったのに、どうも居心地が悪く、居場所がないと感じる人もいるようだ。特に海外赴任となると日本に戻れるのは、せいぜい1~2回だろう。私の長男も今年の7月から海外赴任が決まったそうだから、私たち夫婦は残された家族のケアーと今まで以上にスカイプで本人との会話を持とうと考えている。