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2013年12月17日(火)      ≪「カーリング」のストーン≫

カーリング女子のソチ冬季五輪出場チームが15日に、最終予選で1位の中国に続き日本の2位が確定し、10チームが出揃った。既に決まっていたのは、昨年と今年の世界選手権の成績による五輪ポイントランキングの上位8チームだ。その国とは、五輪2連覇中のランキング1位のスウェーデン、昨年の世界選手権を制した2位のスイス、今年の世界選手権覇者の3位の英国(スコットランド)、以下カナダアメリカデンマーク韓国に加え開催国枠のロシアである。

15世紀にスコットランドで底の平らな川石を氷の上に滑らせ遊ばれていたこのウインタースポーツが、最初に五輪の正式種目に採用されたのは1998年の長野オリンピックである。過去日本は、開催国として男女が出場した長野五輪以降、女子だけが4大会連続出場しているので今回が5回目の出場となる。最上位は、男女とも長野の5位だ。私の周りでカーリングをやったことがある人は殆ど見かけないが、一度やってみると間違いなく嵌るらしい。

ルールは左程難しくなく、4人ずつ2チームで行われ、目標とする円をめがけて各チームが交互に8回ずつ異なった色のストーンを氷上に滑らせる。ストーンを円の中心により近づけたチームがその個数によって得点を得る。これを10回繰り返し、総得点で勝敗を競うのだ。高度な戦略とテクニックが必要とされ、その理詰めの試合展開から「氷上のチェス」とも呼ばれる所以だ。ところで皆さんは、カーリングのストーンの材質が何で、幾らするのかご存じだろうか?

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<右の図をクリックすれば競技場のサイズが判ります>

カーリングのストーンは、なんと16個セットで165万円もするそうだ。一個当たりおよそ10万円で、様々なスポーツ用品の中でもトップクラスの高級品だ。何故ここまで高いのか?調べてみると、ストーンにはある秘密があった。ストーンと呼ぶだけあって、材質は石である。しかも、その石はスコットランドのアルサクレッグ島(ゴルフの全英オープンでTVに映るそうだ)という場所で産出したものだけを使用しているそうだ。ストーンの重さは、約20kg有り水を吸わず且つぶつかっても割れない強度が求められる。

更にに氷上という低温環境がさらにストーンに影響を与えるようで、時にはぶつかりあった衝撃で、ストーンが割れてしまう事もあるそうだ。そこで最も重要とされるのが石の密度で、アルサクレッグ島で産出され加工される石が一番適しているという。因みに、万が一、ゲーム中にストーンが割れた場合は一番大きなかけらのところに代わりのストーンを置くという。今回カーリングという競技を調べてみると、意外と奥が深くソチ五輪で観戦するのが大いに楽しみとなった。