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2015年9月11日(金)  ≪“パクリ”と“オマージュ”の違いは?≫

2020年東京オリンピック・パラリンピック』のイラストデザイナーである佐野 研二郎氏が作ったエンブレムが、ベルギーの劇場ロゴと似ているということで去る9月1にオリンピック委員会が使用中止を決めた。その引き金になったのが、2015年8月にサントリーのオールフリーの応募シールを集めると佐野デザインの30種のトートバッグがもらえるという企画で、バッグのデザインに多くの盗用があるのではないかという指摘を受け、当人もその一部を認めた事に起因する。

最近、テレビ、新聞、WEBを問わず、さまざまなメディアでも話題となっているのが、安易な“パクリ”や“盗作”問題だ。しかし、“創作の基本は模倣にある”とはよく言われることだし、恥ずかしながら私のこのブログも“パクリ”からスタートすることが多い。一方で、シェイクスピアの戯曲の多くは、過去の作品の“おいしい”部分をつなぎ合わせただけとも言われているし、我が国においても、平安時代から“本歌取り”として、有名な古歌(本歌)の一句もしくは二句を自作に取り入れる表現方法がある。

しかしこの“パクリ”も、“オマージュ”や“モチーフ”、または“パロディ”などの言葉に変換すると、ずいぶんと聞こえがよくなる。“オマージュ”の例として、安室奈美恵の作品を見てもらおう。正に、“パクリ”そのものだが、では“パクリ”と“オマージュ”の境界線とはどこにあるのだろうか?この問題は色んなケースが有るので難しいが、一言で片づけるならば模倣の仕方が上手なら“オマージュ”、下手なら“パクリ”と言うことか?何れにせよ、“パクリ”作品や“コピペ”作品を次々と世に出し続けているメディア側の責任も問われるべきかもしれない。755x334xae0ba486c0d9fa6349ee08fb828x588x61c82aa2abc40efef9052f9b500x667x3119479f695f1b9c78e04b58600x600x76ae7d648fb2d8b2ab76976f

斯なるうえは私も想像力を働かせ、なるべく“パクリ”を少なくしてこのブログを執筆し続けたいと思っている。