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2015年4月2日(木) ≪「ソメイヨシノ」(染井吉野)の長所と短所、そしておまけに西郷どん≫

330px-Sakura_Zensen東京の桜の満開平年日は、今日4月2日だそうだ。江戸時代から花見の名所として親しまれ、年間1千万人の花見客が訪れる東京の上野恩賜公園の「ソメイヨシノ」も今日あたりが見頃らしい。国花ではないが入学シーズンに満開を迎える桜は、日本人にとって特別な花である。その一つの証として、1967年(昭和42年)以降、百円硬貨の表に桜のデザインされていることからも判る。ヒマラヤが原産地と言われるバラ科の桜だが、日本にはヤマザクラ・オオシマザクラ・カスミザクラ・ベニヤマザクラ・エドヒガン・マメザクラ・タカネザクラ・チョウジザクラ・カンヒザクラ・シナミザクラなどを起源とした、栽培品種が数多くあり、種、変種、栽培品種をあわせると約600種類ほどあると考えられている。(上は桜前線)

しかし今現在、桜と言えば概ね「ソメイヨシノ」(染井吉野)を指すことが多い。何故なら、今では沖縄と、北海道の大部分の広い地域を除く全国の桜の名所のうち約8割が「ソメイヨシノ」を植えられているからだ。江戸時代後期に染井村(現在の豊島区駒込)に住む植木職人たちが始めて売り出したこの「ソメイヨシノ」は、オオシマザクラとエドヒガンの雑種(交配種)だ。当初、新種のこの桜は吉野山の桜に因んで「吉野桜」と命名されたが、豊臣秀吉が豪華な花見を催した吉野山の桜はヤマザクラ系の桜が中心で、ネーミングが紛らわしいので考えあぐねた結果、土地の名前プラス桜=「ソメイヨシノ」となったと聞く。

私の長男がその発祥地の近くに住んでいて、マンションの名前に「駒込染井」という名前が付いているが、現在では「染井」という地名はない。「ソメイヨシノ」が人気となった理由は、植えてから10年程度で成木になり花を咲かせる事と、葉っぱよりも先に花びらが出てくるので、とても綺麗に見えるためだ。但し、弱点は寿命が短く原因が判らないが50~60年で枯れてしまう。一方、「三春の滝桜」(福島県)などで有名な滝桜は樹齢1000年を超えるものも珍しくない。私も今週末、久しぶりに上野の西郷どんに会いに行こうと思っているが、西郷どんと言えば面白いエピソードが有るのをご存じだろうか?FullSizeRender(今朝の通勤路にて)

上野のシンボルである西郷どんの銅像は、慶応4年(1868)江戸城を無血開城させ、江戸を戦火から救った功績によって明治31年(1898)に建立された。草履を履き、筒袖に兵児帯をしめた着流し姿で愛犬ツンとともに立つ姿の像は、隆盛像は詩人・高村光太郎の父・高村光雲(たかむらこううん)の作で、愛犬ツンは後藤貞行の作である。この時のお披露目で日本で初めて除幕式という儀式が行われたが、除幕式に参列したイト夫人は「うちの人はこんな顔ではないし、こんなみすぼらしい格好をしていなかった」と嘆き、2度と上野はおろか上京しなかったという。

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西郷どんは写真が大嫌いで1枚も残っておらず、高村光雲は、西郷の知人から西郷が兎狩りを好み、飄然として桜島産の犬を連れ、自ら兎の罠を腰にして山登りするという話を聞いて制作したのだったが・・・・・。(ネット参照)