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2014年7月23日(水)   ≪「ぼったくり」の語源≫

今から96年前の今日、一粒の米が国を変えた。富山県魚津の漁家の主婦たちが米の県外移出を阻止する集団行動を起こして全国にまで広がった『米騒動』の始りの日である。米の需要拡大に生産が追いつかなかったことや、米の輸入が自由化されなかったこと等により米価が急騰。また、民本主義の普及に伴って反政府的気分が高騰し、異常な米価の高騰をきっかけに全国的な騒動が勃発したのである。ネットなんか無かった時代だが、魚津の運動を皮切りに富山湾沿岸一帯で米価引き下げ・困窮者救済の要求運動が発生し、これが新聞で報道されるや否や、瞬く間に広がり8月10日に名古屋と京都で大騒動が起こるなど全国に波及し、騒動は9月17日まで続いたという。

これに対して政府は,警察だけでは収まらないため軍隊を投入して制圧を行い30人の死者と多数の負傷者を出し、さらに新聞報道を規制するなどして鎮圧しようとした。 しかし これはやがて言論報道の自由を要求する運動に発展し,逐に 魚津の騒動から1ヶ月余の後に 寺内内閣は総辞職し,原敬による 初の政党内閣が誕生したのだ。これが世に言う『米騒動』である。現在は、飽食の時代でコメ余りの時代でもあるが当時の日本人の主食は米一辺倒で、米がないと文字通り“死活問題”だったのだろう。ことの発端は、主婦たちの「井戸端会議」だったというから女の力は、今も昔も恐ろしい。!(^^)!(写真は魚津に有る『米騒動』を記念したモニュメント)6a013485e19700970c013485e198df970c-500wi

キャバクラや風俗などで、会計時に法外な料金を請求されること“ぼったくり”或いは“ぼられる”などと表現するが、語源はこの『米騒動』の際の暴利取締令の「暴利」を活用させたものである。賞味期限が切れた鶏肉を無知な一般庶民に食べさせた日本マクドナルドファミリーマートも違う意味で“ぼったくった”のかもしれない。どう補償するかは知らないが、食べた人たちに病人が出なかったから良いという問題ではない。当分マックは、ハンバーガーを含め全て食べないでおこうと決めた。両企業とって不買運動が、最も厳しい制裁なのだから。