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2014年5月8日(木) ≪隅田川に新た造る橋は、どうやって架けるのか?≫

隅田川には数多くの橋が架けられていますが、皆さんは現在何本架かっているかご存じだろうか?これを全て答えられる人は、そうそう居ないでしょう。では、上流から一つ一つ数えてみよう。先ず、①千住大橋次いで②水神大橋、③白鬚橋、④桜橋、⑤言問橋、⑥吾妻橋、⑦駒形橋、⑧厩橋,、⑨蔵前橋、⑩両国橋、⑪新大橋、⑫清洲橋、⑬隅田川大橋、⑭永代橋、⑮中央大橋、⑯佃大橋、⑰勝鬨橋の17本である。その多くは関東大震災後の復興事業により架替え、または新設されたものである。様々な構造形式の橋りょう群が織り成す景観は、隅田川を行き交う観光船からも眺めることができ、橋梁ウオッチャーならずとも多くの人たちの目を楽しませている。

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<左からそして『海翔』、「隅田川橋りょう(仮称)」の下部工事と完成予想図>

今朝早く、新たな橋が架けられたそうだ。東京都市計画道路環状第2号線の一部として計画され、海から隅田川を遡った場合、最初に架かる第1橋梁(隅田川の最下流部に新たに架かる)となる「隅田川橋りょう(仮称)」だ。大型起重機(クレーン)船を用いての作業が行われたようで、清洲橋、勝鬨橋の伝統を引継いだ、優美なアーチ構造の橋である。4100トンという我が国最大の吊り上げ能力を持つ大型クレーン船は、写真の寄神建設が保有する『海翔』(かいしょう)だが、それが使用れたか否かは今のところ確認出来てない。話は変わるが、大型クレーン船と言えば最大の関心事は、大型旅客船が、全羅南道珍島郡観梅島(クヮンメド)沖海上で476人の乗客を乗せて転覆し、沈没した大型フェリー『セウォル(世越: SEWOL)』が、何時どうやって引き上げられる?かだ。

自重プラス積荷のコンテナ、或いは浸水した海水などを考え合わせると優に1万トンを超えると言われている。韓国のクレーン船は殆どが、吊り上げ能力としては3000トンクラスと聞く。現在ニュースで見る限り、クレーン船が4~5隻集結しているらしいが、海流の長い海域では共吊りは、極めて困難で危険な作業である。中国には、世界最大級の1万2千トンの荷が吊れる大型クレーン船が有るそうだ。韓国政府は威信も大事だろうが、速やかに中国政府のその大型クレーン船の貸し出しを要請すべきでは、なかろうか?平和な我が国の架橋工事のニュースを見て、ふっとそう思った私である。