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4月18日(金) ≪「本屋大賞」にはハズレがない? ≫

97841030688222014年本屋大賞」に、和田竜氏が書いた『村上海賊の娘』(2013年10月22日発売・新潮社)が、選ばれた。4月8日に発表された途端、上下巻が1週間で8.7万部、5.6万部売れて、4/21付オリコン“本”ランキングBOOK(総合)部門で1位、2位を独占したという。「芥川賞」や「直木賞」など数多ある有名文学賞の中でこの≪「本屋大賞」≫は、2004年に始まり今回の受賞が11回目という歴史が浅い文学賞だ。但し、今では新刊の売れ行きに大きな影響を持つ賞となり、『村上海賊の娘』も先週の100位圏外から一気に急上昇し、初の首位を獲得したという。

この賞は「全国書店員が選んだいちばん! 売りたい本」をキャッチコピーとして掲げており、出版不況と言われる中、2003年の「直木賞」が受賞者なしとなったことに不満を感じた或る出版社の営業マンが実行委員会を立ち上げ、創設に漕ぎ着けたものだ。選考方法は、極めて単純明快で「12月から11月末に刊行された国内の小説を対象に、全国の書店員が「売りたい本」3作を投票。そして上位10作品すべてを各自読んで、ベスト3を二次投票して、大賞が決まる。

他の文学賞と違って密室で一部の長老作家たちが決めるのではなく、売り場の書店員さんたちが特に資格もなしに参加できて、分野を超えて読破し投票結果をオープンにすることで公正さが保たれている。因みに第1回大賞が、『博士の愛した数式』(小川洋子)、第2回目が『夜のピクニック』(恩田陸)、第3回目が『東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~』(リリー・フランキー)、第4回目が『一瞬の風になれ』(佐藤多佳子)、第5回目が『ゴールデンスランバー』(伊坂幸太郎)、第6回目が『告白』(湊かなえ)、第7回目が『天地明察』(沖方丁)、第8回目が『謎解きはディナーのあとで』(東川篤哉)、第9回目が『船を編む』(三浦しをん)、第10回目が『海賊と呼ばれた男』(百田尚樹)である。

残念ながら私はワイフと違って読書の趣味が余りないため、過去の10作品の中で呼んだのは『東京タワー・・・』と『謎解きは・・・』の2作品だけである。忙しさにかまけて中々本が読めないが、人生修養?のため『村上海賊の娘』を皮切りに残り9作品を全て読破してみたいと思う。