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2014年4月16日(水)   ≪パニック映画≫

映画の幾つかある種類の中の一つに、≪パニック映画≫が有る。その≪パニック映画≫、大別すると二つに分かれると思う。一つは、台風や地震、津波、大洪水、火災他の自然災害による大惨事や突然の異常事態に立ち向かう人々を描いたもの、もう一つは未知の病原体や地球に接近する隕石或いは宇宙人など架空の要素が多く含まれる対象と戦う姿を描いたものだ。後者には日本製のゴジラを含む怪獣映画なども含まれるが、見ていて背筋が寒くなるのは、やはり現実に起こるかもしれない前者の方だろう。

前者の場合、人間が想像した主に乗り物と大自然との闘いは実話を下敷きにしたものが多く、迫力が有って恐怖を感じる。特に最近では「CG」の技術が進んでいて本物ではないと判っていても思わずスクリーンに引き込まれていく。昔は「特撮」といって色んな技法を駆使して作られたが、タイタニック号の沈没を下敷きしたと思われる豪華客船の転覆事故を描いた「ポセイドンアドベンチャー」(1972年)やアポロ13号爆発事故の実話に基づく作品である「アポロ13」(1995年)なども秀逸だった。

又、アメリカ合衆国大統領専用機 を取り戻すため、大統領がテロリストたちと攻防を繰り広げる航空アクション映画のはしり「エアフォースワン」 (VC-25)(1997年)や 超高層ビルでの火災と、消防士の活躍を描いたパニック映画の代表的な大作である「タワーリング・インフェルノ」(1974年)も見ごたえが有った。この中でも未だ私の瞼に残っているのは、「ポセイドンアドベンチャー」の中で、娘の頃水泳選手であったシェリー・ウインタース(写真)演じるベルが、心臓が悪いにも拘わらず脱出を試みる皆のため水中に飛び込み目的を達した後、息を引き取ったシーンである。190px-Shelley_Winters_in_Tennessee_Champ_trailer

今日460人以上が乗っていた韓国のクルーズ旅客船「セウォル号」が午前8時30分ごろ全羅南道珍島郡鳥島面(チョンラナムド・チンドグン・チョドミョン)の屏風島(ピョンプンド)沖で座礁し、沈没したという。午後2時ごろの段階で未だ300人以上の安否が確認されていないらしい。乗っていた乗客の殆どが修学旅行の高校生らしく、「ポセイドンアドベンチャー」のシーンのように、一人でも多くの生存の可能性を信じたい。20140416002000882_1