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2017年7月25日(火) ≪”Made in Occupied Japan”をご存知ですか?≫

≪”Made in Occupied Japan”をご存知ですか?≫戦後占領期の日本では、輸出向け製品に Made in Occupied Japan (占領下日本製)と表示することが義務付けらました。この表示が使われたのは、輸出貿易が再開された1947年(昭和22年)ごろから主権回復を果たした1952年(昭和27年)までの約5年間です。そこから立ちあがって”Made in Japan”を世界に知らしめた日本ですが、戦後の復興の原点は、この”Made in Occupied Japan”にあるのです。

60以上の都市がアメリカ軍の空爆を受け、機械が壊れてロクな工業製品を作れなかった時代、それでも日本人は機械を修理し一生懸命仕事をこなしたのだろうと推測されます。そして今でも”Made in Occupied Japan”時代に作られた陶器やオモチャは結構残っているようで、好事家には大変な人気を博していると聞きます。世界の7不思議の一つに、共に敗戦国であるドイツと日本がどこの国にも真似ができない高性能、高品質のモノづくりに成功したことが挙げられます。plane01_b-480x360

 戦前でも絹織物などの製品の良さには定評がありましたが、敗戦後の日本製品は今のどこかの国の製品同様『安かろう、悪かろう』という評判が立ったのも事実です。しかし、第二次大戦で我が国は全人口の4%強の300万人以上の犠牲者を出したのです。そしてその内の4分の一近くが民間で、多くの技術者が命を落としました。現在では最高の技術の粋を集めて作られる最新鋭の航空機の素材の多くが日本製品だそうです。高性能の代名詞である”Made in Japan”の技術は、”Made in Occupied Japan”が土台になっているのです。言い換えれば、第二次大戦の犠牲者が支えていると言っても過言ではないのです。