Category: 政治

或る人に政治ネタの請け売りは面白くないと言われたが、残念ながら今日も政治ネタである。8日の基本政策閣僚委員会で、経済対策の財政規模の拡大を強く求めてきた国民新党代表の"井静香"金融相に、民主党の"菅直"国家戦略相が怒りを爆発させる場面があったらしい。事の発端は、先週末の同委員会への亀井氏欠席によって経済対策の閣議決定が8日にずれ込んだことだったらしいが、かつて「イラ菅」と呼ばれた菅氏が、連立を盾に言いたい放題の亀井氏に対して、堪忍袋の緒が切れたようだ。

「郵政株式売却凍結法案も国民新党のために成立させたし、元官僚の斎藤次郎(日本郵政社長人事)も認めたのに」とたたみかけた菅氏に対して亀井氏も「郵政は3党合意でやったんだから、言われる筋合いはない」「人事はおれが首相とやり取りして決めたんだ」とまくしたて、「ここでは第ニ次補正予算を承認するとは言わない」と態度を硬化したらしい。正に、≪""との言い争い?≫である。(^◇^)

亀井氏は、1936年(S11年)生まれの73歳で当選11回の自民党総裁選にも出馬経験のある大ベテランであり、片や菅氏は1946年(S21年)生まれの63歳であるが、当選10回で「新党さきがけ」時代に厚生大臣を経験した猛者である。意外なのが血液型で、大雑把そうな亀井氏がA型で神経質そうな菅氏がO型である。ネットでの評価は、少々ダーティなイメージが有る亀井氏が5点満点の2点で菅氏が3点であるが、公平に見て今度の勝負は民主党の影の権力者である小沢氏とも親しい亀井氏の勝ちのようだ。

もしもし亀よ~亀さんよ~世界の内で お前ほど 態度の大きい者はない!

評価詳細
<亀井氏を低評価した人は実行力しか認めていない?>

しかし、彼を抑えることができない「鳩ぽっぽ」も情けない。
民意を何だと思っているのか。 連立は解消すべし !
これは、大方の人の意見だろう。
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"仕分け人 仕置き人と 勘違い!"

昨日、≪事業仕分け≫の前半戦が終了した。≪事業仕分け≫とは、鳩山首相を議長とする政府の行政刷新会議のワーキンググループで、2010年度予算の概算要求から無駄を洗い出す作業を、公開の場において、外部の視点も入れながら、それぞれの事業ごとに行うこという。刷新会議事務局長が代表を務める政策シンクタンク「構想日本」がかねて提唱し、京都府など約40自治体がすでに実施しているらしい。

連日テレビ中継された≪事業仕分け≫は、まるでワーキンググループの民主党衆議院議員枝野幸男氏や同参議院議員の蓮舫氏が、大岡越前や遠山の金さん宜しく仕分け先の担当役人や公益法人の役員連中を白州に座らせ、糾弾してるかの如く見えた。視聴者の一部に『やり過ぎ』という意見はあるよだが、大方の人々は無駄遣いを止めさせるためによくやっていると評価しているようだ。従って、外交方針のブレや選挙資金の問題でやり玉に挙げられている鳩山首相も、極端に支持率が下がっていないのであろう。

95兆円に上る22年度予算の概算要求から3兆円を削る構えだが、この≪事業仕分け≫では今のところ4000億弱しか削れていないものの、特別会計から返納を求めた「埋蔵金」が1兆円近く炙り出されたのだから、今後に一層期待したいものだ。今回に仕分け事業のポイントは【費用対効果】が大きな柱になっているようだ。しかし、民主党が政権奪取時に掲げた『児童手当』、『高速道路の無料化』や『高校授業料の無料化』等のマニュフェスが聖域化され、何故≪事業仕分け≫の対象とはならないのだろうか?その辺りが甚だ疑問である! 1116.jpeg                  (≪事業仕分け≫作業を行う蓮舫議員と枝野議員)

首相として「身震いするような感激」という初スピーチで、鳩山由紀夫内閣が誕生した。先行き、「身震いするような不安」を感じているのは私だけであろうか?早速マニュフェスト通り、「八ツ場ダム」の建設中止を、前原新国土交通大臣が宣言した。略50年かけて70%以上完成したものを、今更中止するというのは、土台不合理な話である。家計を豊かにして需要を喚起し、景気回復を図るという政策にも、「子供手当て」や「高速道路の無料化」とは殆ど無縁の我々世代にとって、理解が及ばない。益してや扶養控除の廃止は、一部の国民にとって大きな負担増になる筈だ。

今回の閣僚の中に、見覚えがある人物が一人居る。国家公安・拉致問題担当大臣に就任した中井 洽である。以前に私が珠に行っていた赤坂のクラブ(スナックに毛の生えた程度の店)で行き合った事が何度かある。私の記憶では女性秘書を引き連れて、いつも泥酔状態でカラオケで演歌をがなっていた。1994年の羽田内閣で法務大臣に任命されたが、何の功績もなく退場した人物である。悪態をつく事から店の評判も芳しくなく、「こんな国会議員が、のさばるようでは日本もお終いだな」と強く感じた事を憶えているが、まさかそれが現実になるとは!

鳩山内閣は、問題山積の船出で文字通り「未知との遭遇」である。人事でも暫くすると必ずボロが出てくる筈だ。鳩山氏は、カラオケでよく森進一の『おふくろさん』を熱唱するそうだ。確かその歌詞の中に、"お前もいつかは世の中の 傘になれよと おしえてくれた あなたの 真実"という下りが有ったと思うが、正に"日本の傘"になれるか?鼎の軽重を問われるところである。当面の支持率を是非とも注視して行きたいものである。 nakai.jpeg

                   <国家公安・拉致問題担当大臣:中井 洽>

最近年齢のせいか人前で喋らされる事が多いが、トークで人の心を掴むのは、なかなか難しいものである。先週の週刊朝日に載った『ニッポンの政治家<名演説>10選-オバマ、リンカーンにも負けない!』という記事で、尾崎行雄・永井柳太郎・齊藤隆夫・中野正剛・鈴木茂三郎・西尾末広・福田赳夫・土井たか子・中曽根康弘・尾辻秀久の10人の政治家を上げていたようだ。未だ読んでいないので判らないが、私の記憶では永井柳太郎齊藤隆夫中野正剛の3人が≪早稲田大学「雄弁会」≫出身だと思う。

≪早稲田大学「雄弁会」≫は、明治35年に我が国には、能弁家や達弁家は多いが真の雄弁家は殆ど見当たらない。我々は事実の説明家や思想の叙述家を以て満足してはならない。宜しく宜しく輿論を喚起し、一世も動かすような雄弁家を作らねばならないという小野梓の言葉より生まれた。この「雄弁会」≫より巣立ったメンバーには、西岡竹次郎、堤康治郎、尾崎士郎の他、浅沼稲次郎(元社会党委員長)、竹下登(元首相)、青木幹雄(元官房長官)、三塚博(元大蔵大臣)、海部俊樹(元首相)、渡部恒三(民主党国対委員長)、藤波孝生(元官房長官)、深谷隆司(元通産大臣)、森喜朗(元首相)、小渕恵三(元首相)等そうそうたる顔ぶれが名を連ねる。

中でも最高の演説家は、二・二六事件の直後に「粛軍演説」を行った齊藤隆夫と言われているが、私は昭和17年11月に早稲田の大隈大講堂で3000人を超える学徒兵の前で反戦演説を行い、翌年自宅で自決した私と同郷である中野正剛の力強くて説得力のある語り口が好きである。近いところで『早稲田の三舌』と呼ばれたのは海部俊樹森喜朗渡部恒三だそうで、特に海部は「海部の前に海部なし、海部の後に海部なし」と言われた程、弁舌が爽やかだったらしい。

彼等3人を総括すると"詭弁の海部、失言の森、収拾の渡辺"となるようだが、海部が政界を去った今、政権交代のさ中、森と渡辺の発言が特に気になるところである。250px-Nakano_Seigo_statue.jpeg

                     (福岡市中央区に建つ中野正剛の石碑)

昨日の月初会議の後、社員に今回の衆議院選挙の「小選挙区比例代表並立制」に付いて,レクチャーした。小選挙区選挙とは或る一定の小さな選挙区で、一人だけを選ぶもので中選挙区制に対し行動範囲も限られ同じ党から複数人数を出さない分、比較的お金が掛らない選挙と言われている。又、党と言うよりは人物本位で選ぶので二大政党時代では、政権交代が起こりやすいとされている。それに対し比例代表制は、比較的大きな選挙ブロック(今回は11ブロック)に於いて、各党の得票率で議席を割り当てる方式で、全国区に似て小さな勢力の党でも議席が獲得可能と言われている。

私が、この「比例代表制」を詳細にスタディしたのは実は今回の東京15区の選挙結果を見てからである。獲得票数1位の<民主党>東祥三氏の当選は当然の事ながら、比例では獲得票数第3位の<みんなの党>柿沢未途氏が2位の<自民党>木村氏を押さえて当選してしていたからである。要するに、H6年以降衆院選は、全く異なる選挙制度を同時に実施している訳であるが、比例は当選者との得票割合の高い順、所謂惜敗率で選ばれるという程度の認識しかなかった。勿論、その党のその地域に於ける得票率も関係していることも知ってはいた。

元々、この「比例代表制」は、ベルギーの数学学者ヴィクトル・ドントが考案し1857年にデンマークで初めて実施されたそうだ。いくつかの方式が有るそうだが、我が国のやり方の獲得票数を定数で単純に割るのではなく、定数迄で÷1・÷2・÷3・÷4~と割って行き、その「商」が多い順に議席を獲得するドント方式でる。従って、定数17議席の比例東京の民主党の得票率が40.98%なのに(17×40.98%=6.97人)とはならず、8名となっている。又、各党の順位は1位が必ずしも一人ではなく、数人いて惜敗率が高い人から選ばれるのである。従って、惜敗率76.1%の木村氏が同じく36.9%の柿沢氏に敗れた訳だ。

確かに、この「比例代表制」は小選挙区制や中選挙区制に比べて死票は少なくなるが、惜敗率が低くても当選する可能性が出てくる。過去の衆議院選挙でも当選者に比べて得票率(惜敗率)が20%を切った人が当選した例が有り、1票の重さからすればな納得できない。従って、アメリカの学者が言うように日本に「小選挙区比例代表制」馴染まないと言う意見が出てくるのも致し方がない事だろう。それにしても、小選挙区で敗れた重複立候補が比例で復活するのも釈然とせず、重複立候補制度は止めて、何れも単独にすべきと私は考える!                            比例代表.JPG                       <当選者を報じた8月31日の日経新聞>