Category: 政治
8月31日(火) ≪トロイカ体制≫
民主党代表選挙への対応をめぐり、小沢一郎前幹事長の出馬回避の可能性が浮上してきた。菅直人首相と小沢氏との調停役を買って出た鳩山由紀夫前首相が、党運営に当たって混乱を避ける為「トロイカ体制の原点に立ち戻ることが重要だ」と、トロイカ復活を求めたからだ。そもそもトロイカとはロシア語で数字の3、三つ一組のもの、転じて三頭立ての馬車もしくは、ソリの事を言う。皆さんも"雪の白樺並木夕陽が生える 走れトロイカ 朗らかに 鈴の音高く"という一番の歌詞で始まる有名なロシア民謡は、ご存じの筈だ。
それに由来して、3人に権限を分散させた集団指導体制を≪トロイカ体制≫と呼ぶようになった。調べてみる元々は、ソビエト連邦でスターリンの没後に権力が一人に集中するのを防ぐために、書記長を廃止して、第一書記、最高会議幹部会議長(国家元首・今の大統領)、首相の3人に権限を分散させたことを指して使われた。1953年スターリン亡き後、ゲオルギー・マレンコフが党第1書記と首相を兼任し権力を掌握したが、集団指導体制を目指すため党第1書記を二キータ・フルシチョフに譲った。最高会議幹部会議長にはクリメント・ヴォロシーロフが就任しトロイカ体制が成立するが、5年後に政争の挙句トロイカ体制は終焉を迎えた。
民主党も今更 ≪トロイカ体制≫でもないだろうが、国内の経済状況が芳しくない事に併せ、国民世論と民主党内の勢力図のズレが、党を割る事が予想される二人の対決を回避すべしとの意見が大勢を占めつつあるのだろう。それにしても、二転三転とコロコロ方針が変わる鳩山と言う男はどんな男なのか?芯がないその政治姿勢に、政治家としての資質を疑わざるを得ない 。菅首相もここで妥協して"小沢傀儡政権"に甘んじ、反小沢の急先鋒である仙石・枝野や前原・野田・岡田の意向を軽視することになれば、これこそ民主党が崩壊し、最終的に国民が大御迷惑するのである!
昨日の参議院選挙で政権政党の民主党が大敗し、参議院での与党の過半数割れが確定した。共同通信が全国で実施した「出口調査」によると、民主党は3年前の前回の参院選で、特定の政党を支持しない無党派層からの支持が5割を超えていたが、今回は3割以下に急落した。このことが与党過半数割れの要因となったとみられる。直接的な敗因は、消費税の問題他いろいろ取り沙汰されているが、昨年の民主が掲げた「政権交代」ブームが過ぎ去った事に加え、菅さんの不人気が災いしたように思う。それが証拠に、管さんが応援演説に出向いた都道府県で勝利したのは、輿石参議院会長の所だけで、勝率は1勝14敗と散々だった。
7月1日のブログでも取り上げた通り、今回の参院選でも多くのタレント候補が立候補したが、結果知名度抜群の谷亮子は別として、池谷幸雄・原田大二郎・庄野真代・岡崎友紀・岡部まり・桂きん枝など民主から出馬したタレント候補の多くが討ち死している。特に大阪の人気タレント岡部が落選したのは意外だった。もっともタレント候補で当選したのは、片山さつきなどの元小泉チルドレンを除くと、石井浩郎(自民)・三原じゅん子(自民)など少数である。その他にも落選組には、元「巨人軍」の堀内(自民)や中畑(立ちあが日本)など居るが、野球同様最近の「巨人軍」(石井はもともと近鉄)の凋落傾向?を表わしているのかもしれない。
とjころで、当選した谷や石井、三原は本日只今から「先生」と呼ばれるのだろうか?「先生」とは中国で生まれた言葉で、読んで字のごとく「先に生まれた人」、要するに先輩だけを指すものだった。我が国でも「鎌倉時代」頃までは「せんじょう」と言い、そうだったようだが何時の日からか「教育者や教育家」即ち教育に関して十分な技術や経験を持った人を指すようになった。学校の先生が正しくそうだが、それが転じて、教育者に準ずる者(家庭教師・塾講師・保育士)、芸術家( 音楽家・画家・建築家・漫画家)、文筆家(作家・評論家)、宗教家(僧侶・牧師)、専門職(医師・弁護士)そして政治家(国会議員・地方議員・政党役員)などをそう呼ぶようになったのだ。
昔は、政治家には政治家から教えを請う書生や、秘書が大勢いた。そして彼らは政治家を先生と呼んだのだ。今は、政治家が彼らから「政治のいろは」を教わる?時代になってしまった。今回当選したタレント議員が「先生!」と呼ばれた時、「先生って誰?」と答えて周囲を戸惑わせる事だろう。
今日から7月である。2010年も半分過ぎた訳だが、サッカーW杯の話題の次はやはり「参議院選挙」だろう。それも、注目を集めているのが比例区を中心に数多(あまた)立候補したタレント候補だ。タレントという呼び名については、明確な定義があるわけではない。タレント業も居れば、単にメディアを通じて高い知名度があるという理由でタレント候補と呼ばれる場合もある。高い知名度があった場合には学者や作家、スポーツ選手出身者、或いは本来タレントには含まれない筈のアナウンサー出身者などについてもそのように表現されることもある。
元々、参議院選挙の比例区は候補者1名を記入する「全国区」として1947年から1980年まで12回実施された。遊説地域が全国と広いため「残酷区」や「銭酷区」と揶揄されていたが、当時石原慎太郎、青島幸男、横山ノック等後に地方首長に転身した国会議員が誕生した。1983年から導入された現在の「拘束名簿比例代表制」は、政党名を書くようになったので名簿順が上位であれば当選出来るため、「全国区」当時より大分楽になったようだ。比例区になってからは、主なところでは舛添要一、大仁田厚、蓮舫 、丸山和也、丸川珠代等が議員バッジを付けている。さて、7月11日投票予定の参議院選挙には、どんなタレント候補が立候補しているのだろか?
ダントツに知名度が高いのは、柔道の谷亮子(民主・比例)と俳優の三原じゅん子(自民・比例)だろう。特に谷は小沢一郎の秘蔵っ子と呼ばれているが、現役を続行すると言っているそうだから驚きだ。彼らの知名度は歴代でも図抜けており、選挙カーに乗っているだけでニュースになるのだから他の候補者は戦いにくいだろう。その他に比例では、野球界から巨人軍の不世出の名投手堀内恒夫(自民)、「絶好調男」の中畑清(たちあがれ日本)、「いぶし銀」とファンから愛された石井浩郎(自民)などが出馬している。
その他にもスポーツ界からは、プロレスの西村修(国民新党)や体操のオリンピックのメダリスト池谷幸雄(民主)、再選を目指す神取忍等が名乗りを上げている。又、往年の「人気アイドル」である岡崎友紀(民主)、紅白出場歌手の庄野真代(民主)、「ハッピー&ブルー」のリーダー敏いとう、或いは関西落語の桂きん枝(民主)等が立候補しているようだ。地方選挙区では、山口選挙区から俳優の原田大二郎(民主)、大阪選挙区からは「探偵ナイトスクープ」のパーソナリティで崇教真光(まひかり)の信者である岡部まりが名乗りを上げている。
当選の見通しとしては、谷や三原は大丈夫だろう。又、「大阪にはお笑い表が100万票」と言われて他の選挙区とは一線を画すエリアの岡部は当選するだろう。果たして、他の候補たちの結果や如何に?大いに楽しみである。(*^_^*)
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鳩山首相退陣に伴い、民主党の後継代表選挙に菅直人と余り耳慣れない名前の「樽床伸二」が立候補した。ボケ老人?で民主党の長老である渡辺恒三(78才・当選14回)曰く、彼は「民主党七奉行」の1人らしい。七奉行とは岡田克也(東大卒・57才・同7回)、前原誠司(京大卒・48才・同6回)、仙谷由人(東大卒・64才・同6回)、野田佳彦(早大卒・53才・同5回)、枝野幸男(東北大卒・46才・同6回)、玄葉光一郎(上智大卒・46才・同6回)と彼を指す。彼は、1959年8月6日に仕立て服職人である父の長男として島根県で生まれた。従って現在50歳だが、野田や玄葉、原口一厚総務大臣同様「松下政経塾」出身の当選回数5回の衆議院議員である。
彼は、スポーツ万能で中学時代はサッカー、高校時代は甲子園を目指す野球少年だったらしいが、家は決して裕福でなく、幼い妹が自身の眼前で交通事故死するなど幼少期に非常に辛い体験をしたようだ。又、祖父は全盲の障害者だったが、「たとえ障害者であっても自分の足で立って生きていくべきだ」というしっかりとした考えを持つ人だったようだ。その祖父の教えが、その後「機会の平等」の実現を訴える政治家としての道を決定づけることとなる。しかし、「なんとか委員長」という肩書程度しか知られていない彼が、何故不利が予想される今回の「党の代表=首相」指名選挙に立候補したのだろうか?
七奉行の内、彼以外の殆どが「反小沢」を鮮明にしている。「小沢グループ」は党内約150人の議員を擁する最大派閥であり、その存在を明確にするために、小沢がグループの彼を選んだいう説が一つである。もう一つのうがった見方として、昨日の立候補の記者会見で菅が、「小沢が面会を申し込んでも会ってくれない」と述べていたが、そこら辺りにヒントが有りそうだというものだ。要するに、菅首相が誕生しても、小沢が厳然として闇将軍として影響力を持ち続けるために今は、敢えて距離を置いているというポーズが必要だという説である。何れにせよ、「樽床」はダミーで選ばれたことになる。
後者が事実であれば、これ程の「茶番劇」はないが、私が思うに「樽床」はこの機会を大いに利用すればいいのだ。かつて小泉元首相は何度も総裁選に出馬し落選を重ねた結果、歴史に名を残す一国の宰相に上り詰めた。「樽床」は、衆議院議員の80議席の定数削減を打ち出しているが、大いに共感を呼ぶところである。彼は、前掲の如く党内の実力者と比べても経歴的にそんなにそん色ない。そう、近い将来ひょっとすると「瓢箪から駒」が出るかもしれない?
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6月2日(水) ≪「サムアップ」"窮鼠猫を噛む"か?≫
昨日『小鳩』が、民主党小沢幹事長と同輿石参議院議員会長との三者会談の後、記者の「続投ですか?」という質問に対して、「「サムアップ」してみせた。「「サムアップ」とは文字通り「thumb(親指) up」で、グーから親指を立てるポーズである。よくロックグループなどが、コンサートで見せるが明確な意味が無く、強いて言えば「よくやったぜ!」と言うくらいの意味だろう。もしそういう意味合いで考えるならば、鳩山下ろしを画策し輿石とそれを同調せざるを得なくなった小沢に抵抗し、「押し返したんだよ!」と言う事になる。
小学校の2,3年の頃だろうか?こんな事が有った。1人のガキ大将の「腕白坊主」が、ひ弱で落ちこぼれ気味の同級生を事あるごとにイジメていた。ところが、或る日の事、何時ものようにイジメが始まった途端、落ちこぼれの彼が泣きながら「腕白坊主」に向かって行ったのだ。所謂」"窮鼠猫を噛む"ってやつで、「腕白坊主」は思わぬ反撃を受けてたじろぎ、それ以来彼に対するイジメを止めてしまった。弱い者でも逃げ場を失う程追いつめられると居直って天敵と言えるような相手さえ立ち向かって行き異常な力を発揮するものである。
少し例が違うかもしれないが、今の鳩山首相がそれに似ている。普天間基地の移転では、もたついたものの、社民党の政権離脱は彼だけの責任ではなく、党の責任でもある。内閣の支持率下落も小沢の"政治と金"の問題も影響しており、若し彼が首相を辞任するとしたら小沢と刺し違える覚悟と見受けられる。正に≪窮鼠猫を噛む"か?≫である。彼は以前にも「サムアップ」のポーズをとった事が有る。それは、2009年8月に政権交代が現実味を帯びてきた時で、民主党本部で同じように親指を立てた。彼は勝算がある時は、少し品格に欠けるが必ず親指を立てるようだ。
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