Category: 映画

我が国には、新宿映画祭広島国際アニメーションフェスティバル他 50以上の映画祭が存在するのをご存じだろうか?変わったところでは、東京国際レズビアン&ゲイ映画祭等も有り、セクシュアル・マイノリティの間では人気の映画祭らしい。ところで今日から新たな映画祭として、平城遷都1300年を機に、奈良から世界に向けて映画を発信しようと≪なら国際映画祭≫が、奈良市で開幕する。日本はもとより世界の映画人および優れた映像作品を招聘するようだが、新人が対象のコンペ部門でグランプリを受賞した監督には、500万円を上限に奈良を舞台にした映画の制作権を与えるそうだ。

受賞監督は日本人スタッフを起用して映画を作り、翌年の映画祭で上映する事になっているそうだ。500万円規模の製作費をグランプリの副賞にするのは、地方映画祭としては珍しいと思う。コンペ部門では、世界中の映画祭に出品された日本人を始めとして、韓国、モンゴル、ぺルー、イスラエル、ドイツなど国際色豊かな監督作品が優劣を競うらしく、結果が楽しみだ。その他にも今回は、何れも奈良を舞台にした、山崎 都世子監督作品の「びおん」と中国人の趙曄氏がメガホンをとった桃井かおり主演の「光男の栗」が世界に先駆けて公開されると言う。

最後に、エグゼクティブディレクターを務める奈良市在住の河瀬直美監督のメッセージをお伝えする。     『大好きな奈良を世界にもっと伝えたい!~2010年、奈良は平城遷都1300年の記念すべき年を迎えます。この歴史的な年を機に、日本国内はもとより世界中に奈良を発信するべく、なら国際映画祭を開催します。奈良は、奥深い伝統文化と荘厳な祈りの場、そして美しい自然が調和する、世界にも稀な固有の風景を保っています。世界中からたくさんの人々がこのまちに集い、言葉を交わし、食べ物を食べ、暮らしをまるごと体験する・・・奈良の豊かな地域性を感じながら映画を鑑賞できる・・・そんな映画祭にしたいという想いで取り組んでいます。そして、奈良に住む人々にとってもこの映画祭が国際的な交流の機会となり、地域が盛り上がり、このまちを大好きな子どもたちが、もっともっと増えてほしいと願っています 』  

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                 <今日25日に開催される『レッドカーペット』の予想図>

来日しない数少ない大物女優と噂されていたジュリア・ロバーツが17日、初来日を果たした。17日公開の主演映画『食べて、祈って、恋をして』のプロモーションのため、自家用ジェットで成田空港に降り立った。この映画は、女性作家エリザベス・ギルバートが自らの経験を綴った自伝的小説の映画化作品で、ロバーツ扮するジャーナリストのエリザベスが恋愛依存症の自分に嫌気がさし、"旅の間は恋をしない、一人身を貫くこと"というルールを決め、イタリア、インド、インドネシアの3カ国を巡る1年の旅に出るという物語。彼女の真骨頂を発揮した演技は、早くもアカデミー賞候補と噂されるほど評価が高いようだ。

ジュリア・ロバーツといえば、『プリティ・ウーマン』(1990)の大ヒットで一躍トップスターに登りつめた人気女優。その後、やや人気が低迷した時期もあったが、ラブコメディ『ベスト・フレンズ・ウェディング』(1997)あたりから人気が回復。さらに、『エリン・ブロコビッチ』(2000)でアカデミー賞主演女優賞を受賞し、演技力でも高評価を得た。『プリティ・ウーマン』は、同じ年に発表された『ゴースト』同様、私も観て大いに感動したのだがゴーストの主演女優デミ・ムーアのファンになったが、プリティでは、寧ろ男優のリチャード・ギアを好きになり私にとってロバーツは今一だった。

その理由は、彼女の口が大きいからだ。欧米の女性は総じて日本人より口が大きいようだが彼女は特に大きく、大袈裟だが喰い殺されそうな錯覚?に陥る。私は女優の三大ビッグマウスに彼女とアンジェリーナ・ジョリーぺネロぺ・クルスを挙げるている。又、彼女たちは1本の撮影で2000万ドル級のギャランティを稼ぐ俳優だから、逆に言ううと大物女優は口が大きくなきゃいけないという事になるだろう。イベントが終了する20日以降旦那と京都観光他日本を観て回るそうで、日本嫌いという噂を払拭したクリント・イーストウッド同様ロバーツも宗旨替えしてくれれば嬉しいものだ。

私も決して嫌いな女優さんではないので、注目の『食べて、祈って、恋をして』は鑑賞する積りである。 EatPrayLove01.jpeg     <ぺネロぺと離婚したばかりの共演者ハビエル・バルデム(左)とジュリア・ロバーツ

私は大の映画ファンである。それも洋画しか見ない。私が最も好きな俳優が、イタリア系アメリカ人であるロバート・デニーロだ。同じくイタリア系アメリカ人俳優のシルベスタ・スタローンアル・パチーノなども好きだが、やはり『20世紀を代表する演技派俳優』と呼ばれるデニーロが一番好きである。彼は67年前の今日8月17日にニューヨークのマンハッタンで生まれている。デニーロは、2度のアカデミー賞受賞を誇り、過剰なまでの役作り≪デニーロ・アプローチ≫は多くの役者に強烈な影響を与えたと言われている。

役作りのために彼がした事の例をいくつか挙げると、

●『ゴッドファーザーPART II』では、シチリア島に住んで、イタリア語をマスターした後に、マーロン・ブランドのしゃがれ声を完璧に模写した。

●『タクシードライバー』では3週間、ニューヨークでタクシードライバーとして働いた。

●『ディア・ハンター』では、物語の舞台となったピッツバーグに撮影数ヶ月前から偽名で暮らしていた。さらに鉄工所で働こうとしたが、現地の人に拒否されたという。

●『レイジング・ブル』では体重を20キロも増やして役に臨んだが、このためにイタリアに赴いて、現地のあらゆるレストランを食べ回った。

●主人公がユダヤ人の『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』では、ユダヤ人家庭にホームステイした。

●『アンタッチャブル』では実際に頭髪を抜いて、アル・カポネを怪演した。体重は直後に別の映画出演が決まっていたので太るわけにいかず、ボディスーツを着用した。だが、顔だけは太らせて撮影に挑んだ。

●『ミッドナイト・ラン』では、マーティン・ブレストと共に実際の賞金稼ぎと行動し、捕獲の瞬間、張り込み、捜査の方法などを経験した。

勿論これらの作品は全て見ているが、私は1991年に製作された『 ケープ・フィアー』のマックス・ケイディ役が強烈な印象として残っている。これは、以前ロバート・ミッチャムが演じた『恐怖の岬』のリメイク版だが、デニーロの悪役姿が強烈であった。斯くの如く、正直な人物像と悪役を見事に演じ分ける数少ない俳優なのだ。日本でも三国連太郎が、『異母兄弟』(1957年)という作品で老人の役作りのため上下の歯を10本抜いたという有名な話が、役者魂とはこういう人たち事を言うのだろう。

久しくデニーロの新作を見てないが、近々封切りされる映画が有るらしく楽しみにしている!

 

robert_deniro.jpeg                        <最近のロバート・デニーロ> 

100308_cb_main.jpeg映画の祭典「第82回アカデミー賞」の授賞式が3月7日(日本時間8日)、ハリウッドで行われイラク戦争で爆発物処理にかかわる米軍兵士を描いた「ハート・ロッカー」キャスリン・ビグロー監督/写真)が作品、監督、脚本賞など6部門の賞に輝いた。同作品と並ぶ9部門にノミネートされたSF大作「アバター」(ジェームス・キャメロン監督)は撮影、美術、視覚効果賞の3冠に終わった。

両作品は元夫婦の監督賞対決という事や、事前に「ハート・ロッカー」のプロデューサーが関係者に「アバター」に投票しないように画策した事などが話題となったが、結果はビグロー監督に軍配が上がり史上初の女性監督の監督賞獲得となった。私は元々SF映画は好きではないので、「アバター」は見ていないが、見た人に聞くと3D映像が極めて美しいそう史上空前のヒット作なので、見てみたい気持ちなくはない。当然の事ながら「ハート・ロッカー」(心を閉ざす人と言う意味かな?)は、見るつもりである。

それと主演女優賞を獲得したサンドラ・ブロックの「しあわせの隠れ場所」も黒人のホームレスを養子に迎える実話をもとにした心温まる作品だそうで、今大層気になっている映画である。日本映画も今ブームで多作であるが、目立つ俳優は寺島しのぶや吉永小百合程度で大した作品がないように思う。それに渡辺謙に続く国際俳優も輩出しておらず、将来の日本映画界をを憂いているのは私だけだろうか?

今日2月10日は、「キタノ記念日」だそうだ。芸人・映画監督・俳優・司会者・東京芸術大学大学映像研究科教授の元漫才師のビートたけし(北野武)を記念する日だそうだ。。「ツー(2)ビート(10)」の語呂合せで、CS放送の番組『チャンネル北野』が2002(平成14)年に制定した。彼は、私と同じ1947年1月に東京都足立区島根町で、ペンキ職人の父(北野菊次郎)と、母(さき)の四男(次男が夭逝し、実質は三男として育つ)として生まれ、「竹のようにどんなものにも耐えてすくすく伸びてほしい」との願いから、「武(たけし)」と命名された。

彼は、教育熱心な母の薦めもあって明治大学工学部に進むが、大学生活に馴染めず2年生の時に出奔し新宿界隈で、ボーイやビル解体工や空港に荷役など職を転々とするうちに若松孝二小水一男らと知り合ったという。この間、若松との縁で『新宿マッド』『腹貸し女』など、幾つかの若松プロ初期作品に端役ながら出演し、やがて芸能に興味を覚えて曲折を経た後、ついに浅草フランス座でのコント漫才師「ツー・ビート」として名を売り出した。その後、「注意一秒ケガ一生、車に飛び込め元気な子」「気をつけよう、ブスが痴漢を待っている」「寝る前にきちんと絞めよう親の首」「赤信号みんなで渡れば恐くない」等の一連の「毒ガス標語」で、毒舌家としての地位を築いて行った。

彼自身「漫才では洋七に勝てない、しゃべりではさんまに勝てない、司会では紳助に勝てない。でも芸能人としてのトータルでは良い所には行くと思う」と、言ってる通り「つかみ」や「一部の評論」は上手いが、笑いでは決してNO.1ではないと思っているようだ。私が考えるに最も評価すべきは、映画の分野かもしれない?彼は、1983年大島渚監督の「戦場のメリークリスマス」で俳優デビューを果たし、その後1989年に『その男、凶暴につき』という映画で深作監督に代わって映画監督としてデビューした。

その後ソナチネ(1993)・キッズリターン(1996)・HANABI(1998)・座頭市(2003)・アキレスと亀(2008)と数々の作品を世に送り出し海外からも高い評価を得ているようである。彼の作品のビジュアル面での最大の特徴は、「キタノブルー」と評される青の色使い、多くの作品で登場人物「死」が描かれ、青みの深い画面のもたらすひんやりした映像感覚とあいまって、全編に静謐な不気味さを醸し出している。突然残酷なシーンが映し出される場面が多く、私のように余り評価をしない人達も多いようである。

黒澤明監督亡きあと、未だ世界に通用する"ビッグ"な映画監督が出てきておらず黒澤も認めた「北野武」にそれを求めるべきなのであろうか?新作のやくざ映画「アウトレイジ」に期待してみるとするか!

takeshi480.jpeg                      <少し丸くなった?最近の「北野武」>