Category: 仕事
2012年4月5日(木) ≪建設機械に依る除染作業≫
全国104の市町村で除染作業が開始されていることは、去る3月28日のブログでも書いた。除染作業は、環境省の管轄で行われており"除線"とは言わずこの字が使われている。土壌等の汚染に対する基本的な考え方は、措置の対象として土壌、工作物、道路、河川、湖沼、海岸域、港湾、農用地、森林等が含まれるが、これらは極めて広範囲にわたるため、先ずは人の健康の保護の観点から必要である地域について優先的に特別地域内除染実施計画を策定し、実施するとしている。従って、学校や公園、その他人が多く集まるところが優先的に行われいるのである。
この写真は、福島県の松木山地区の浪江町で実施された除染作業の写真である。ご覧の通りこのような作業には、多くの建設機械や車両が使用されるが、その殆どが我々が所有するレンタル機である。当然、使用された機器類も汚染される訳で、これら機器類の事後の除線基準が極めて曖昧である。線量が高い状態で返却されても、健康被害を考慮すると従業員の皆さんに除線作業を強要する訳にはいかないし、若し、ヤード内で機器類を洗浄等で除線作業を行った場合、それが近隣住民に知れたら、総すかんを喰らい即営業できなくなる恐れが有るのだ。
私が座長となって約1年かけて策定した、全国建設機械器具リース業協会の『建設機械等レンタル基本約款』の第14条(環境汚染物質化での使用禁止)の1項に、「放射能、アスベスト等の有害物質、病原菌、その他の環境汚染物質等の環境下で物件を使用しない」と規定した。「但し、人名に係わる等の緊急事態においては、互いに協議の上、合意した場合は、この限りでない」とも。これを受けて、私が代表をしている千葉県のリース業協会では全国に先駆けてお客様に向けにレターを作成し、事前に除線作業の許可を申し出て頂くと同時に、0.3マイクロシーベル/h以上の線量を測定したした場合は必ずお客様サイドで、除染して返して貰う事とした。
<左:「建設機械等レンタル基本約款」、中:新日本検定協会に3時間4万円で依頼した線量測定風景(同業者3社も立ち会う)、右:検定協会の測定証明書と当社の測定証明書>
この根拠は、国内外の港湾荷役業者の取り扱い基準と建設機械輸出業者が買い取る基準に準じたものである。恐らく福島県内の一部は別として、除染作業が開始されている岩手(6ヶ所)、宮城(8ヶ所)、茨城(20ヶ所)、栃木(8ヶ所)、群馬(12ヶ所)、埼玉(2ヶ所)の各県のリース業協会も追随するのではないかと思う。
年度末で機械や車両が帰ってきつつある。例年に比べると、復興需要の関係も有るのか若干少なめ目がらヤード内が溢れてきつつある。車両置き場は、別の場所を借りているが、車両も去年の3月から今年にかけて約70台を導入してるので、全部帰ってこなくてもある程度返却されると満杯になる。厳密に言うと4トンダンプ2台が減っている。茨城県の鹿島地区で、一月も経たないうちに2台盗まれたからだ。千葉県の県境から茨城県にかけて建設機械やトラックの盗難が後を絶たない。外国向けにバラしてコンテナに積み込むため、先ず発見されるケースは稀である。一頃、世界一安全な国と言われた日本も物騒になったものである。
<2トン3トンは両サイドだけラインを入れた。テストで入れた4トン(中央)は色味が少し違ったのと、髭の膨らみが少なかったため、塗りなおして貰った>
ご覧の通り、今年購入したトラックに目立つように我が社のシンボルカラーである"赤と青"のラインを入れることにした。2トンと3トンのダンプはキャビンの両サイドにカッティングシートで、4トンダンプについて塗装で前面にも入れることにしたのである。産業用トラックのレンタカーは扱いが荒いし、駐車違反も多い。目立つようにすれば、盗難のリスクが少しは軽減されるだろうし、借りる側も安全運転を心がけるだろうと判断したからだ。2トン3トンは、いすゞ製で4トンは日野製である。走っているトラックを注意してご覧になるとお分かりだと思うが、キャビン前面のメーカーエンブレムから左右に振り分けでラインを入れている車は意外と多い。
私は、それじゃ詰まらないと考えご覧お通り振り分けの部分を少し盛り上げ、キャビン後部に向かって上げって行った。結果、類稀な派手なトラックの誕生となったのである。見方によっては、振り分け部分を膨らしたため、コールマン髭の趣だ。ドリフターズの「ヒゲダンス」ならぬ「ヒゲダンプ」となった次第だが、お客の評判は未だ入庫したばかりで確認してないため気懸りだ。私が才能溢れるデザイナーの資質があるか否か?是非皆様方にご判定頂きたいと思う。
「3.11東日本大震災」の1周年追悼式典が、近づいてきた。復興工事の影響もあってか、我々建設業界に関わっている業種も例年に比べて多少忙しさが益している事がアンケートの結果判明している。物に依っては昨年来品不足が続いており、レンタル各社そのやりくりに苦労しているようだ。我々レンタル業者にとって優良顧客の注文を、お断りするほど辛いこと事はないが、そのお詫びと日頃のご愛顧にお応えしてと銘打って、このほど上記の様な期間限定(3月1日~5月31日)の『スプリングキャンペーン』を企画してみた。
内容は、毎月の売り上げでデパートのカタログショッピングを出来る権利を提供し、尚且つ3ヶ月トータルの売り上げでブランド米を進呈すると言うWプレゼント付きという豪華?なものだ。Wプレゼントのブランド米は、我が社の或る営業マンが提案してくれて決定をみた。彼は福島県出身だが、彼の発案した内容は、被災地支援のため福島県産のお米を配ろうというものだった。ところが、色々調べて行くうちに原発事故の影響で、『福島県産のお米は子供に食べさせられない』という意見が横溢し、残念ながら見送らざるを得なかった。
福島県産のお米は、「ひとめぼれ」などが喜ばれていたが、原発事故以来値が下がって外食産業の採用以外需要が激減していると今日の日経新聞にも出ていた。キャンペーンのお米プレゼントが決定し、北海道産の「ゆめぴりか」や千葉県産の「多古米」などが候補に挙がったが、結局は新潟県魚沼産の「こしひかり」に落ち着いた。早速、取引先を通じて或るお米農家に予約を入れたが、今年は雪が多くて収穫が遅れる見込みで、お客様に届けられるのは9月の末か10月に入ってからになりそうだ。この販売キャンペーンの効果の程は別として、何故か福島県産のお米を見送った事が心に引っかかってしょうがない自分と今戦っている。
2012年2月23日(木) ≪車にラインを入れた理由≫
我が社は250台近くのダンプトラックを中心とした車輌を保有しているが、今年導入した車輌からご覧の様なラインを入れる事にした。今余りレンタカーを突飛なカラーにするのは流行らないが、ラインを入れるのにはそれなりの理由が有る。理由の一つは、盗難防止である。実は昨年暮れと今年に入って1月の上旬に、立て続けに4㌧ダンプが茨城県で稼働中に盗まれた。同業者の或る社長に相談した処、「うちのレンタカーはキャブをオレンジに塗っているので、未だ嘗て一度も盗まれたことは無いよ!」との答えが返ってきた。その会社も最近車輌盗難事件が頻発している茨城県に営業所が有るが、盗まれた事が無いと言う。
それがヒントになって、少し目立つように工夫するため我が社のカンパニー・カラーの赤と青のラインをキャブの側面に引いて見ようと考えたのだ。もう一つの理由が、目立つ車だとお客さんも安全運転を心掛けるだろうし、駐車違反も減少すると思う。車輌が増えると勢い交通事故や駐車違反が増えて来る。休みの日に我が社の2㌧ダンプでパチンコ屋に行き、パチンコ屋の駐車場で事故を起こし保険で補ってくれと言ってきた不届き者も居た位だ。3月に納車される予定の4㌧ダンプは、盗まれやすいのでキャブの前面もカッコよくラインを入れてみようと考えている。
最初は、横に地面と平行に赤と青夫々9cm幅で引いて見ようと考えたが、余りにも能が無いと考え試行錯誤を繰り返した末に、このデザインにになったのだ。何だか「ナイキ」のマークに似ているようだが、決して真似した訳ではない。カッティングシートを何時もお願いする文字書き専門の業者さんに頼んでやって貰ったが、このデザインを皆さんがどう評価されるか?是非聞きたいところである。
2011年7月29日(金) ≪採用面接≫
先週からサービス(整備)マンの募集を始めた。仕事が忙しく、仕事が追いつかないからだ。我々建機レンタルを生業にしている会社は、出庫前点検を入念に行うと同時に入庫時も破損や燃料のチェックなど、数え上げたらきりが無い程、整備の仕事が有る。油に塗れるし殆どが外の仕事なので、夏は暑く冬は寒い過酷な仕事で、所謂、縁の下の力持ちなのだ。今回はハローワークと、コンビニにも置いてあるタウンワークで募集をかけたのだが、『未経験からでも一流に!教育体制抜群の環境★』というキャッチコピーに、20名近くの応募が有った。
人数もさることながら、年齢制限を設けていないので23歳から70歳まで幅広く、過去の経験もバラエティに飛んでいる。人の品定めを出来る立場にないが、色んな話を聞くと夫々ドラマがあるものだ。福島県のスキー場に勤めていたが、原発事故の影響で客足が途絶え生まれ故郷の船橋に戻って、再出発をしたいと応募してきた30代半ば過ぎの好漢、暫く引きこもっていたいたらしいが親のリタイアーで定職に就きたいと訴える20代後半の若者、昔取った杵柄で若い者に負けないと直接来社して豪語する70歳の万年青年?(*^_^*)、23歳で既にしっかりとした家庭を持ち生涯設計を熱く語る若者、等々。
来週早々には、2人採用したいと思っているが一部の人を除いて迷うところだ。『人は見掛けによらず』と言うが、第一印象即ち直感も大事である。将来我が社を背負って立つ人材を育てて行きたいと思っているものの、賭けの要素も大きい。結果は、数ヵ月後にこのブログでご報告致しよう!



