Category: 社会

東京スカイツリー.jpeg最近首都高速6号線や7号線を車で走っていると建設中の「東京スカイツリー」が目の前に迫ってくる。この「東京スカイツリー」はご承知尾の通り、東京都墨田区押上に建設中の電波塔で着工当初は高さを610.58mとする計画であったが、昨年の10月に高さ634mに変更して"自立式電波塔としては世界一の高さ"となる。着工が2008年の7月で、今年の2月16日に300mを突破した模様で来年の12月から遅くても2012年の早春に竣工の予定だそうだ。建設目的は東京都心部に建てられている超高層ビルの増加に伴う東京タワーから放送の電波障害を低減する為で、地上デジタル放送のために建設計画が持ち上がった訳ではないと聞く。

"自立電波塔としては世界一"と記したのは世界にはもっと高い建物が有るからだ。それは、今年の1月4日から営業を開始したアラブ首長国連邦の最大の都市ドバイにある「ブルジュ・ハリファ」である。全高(尖塔高)828m、軒高(ビル本体の屋根の地上高/屋上)636m、168階建という地震国日本では考えもつかない途轍もない建物で、ドバイショックで完成が危ぶまれるなか、ビルの名前となったアラブ首長国連邦第2代大統領で連邦内最大の国アブダビ首長国の首長ハリーファ・ビン氏の尽力により開業に漕ぎつけたらしい。

1 ~8階はアルマーニホテル、9~16階はアルマーニの高級マンション、38 ~39階はアルマーニホテルのスイートルーム。その他は108階までは高級マンション、111~154階は主にオフィスが占め、プールが76階にあり124階に展望台があるそうだ。、内装はジョルジオ・アルマーニが担当したそうだが、エレベーターは世界最速の秒速18mのものが設置されているから高所恐怖症の私としては、些か恐ろしい。(既に2回のトラブル発生) デザインは、この地域に特有でイスラーム建築においても具象化されたという砂漠の花ヒメノカスリをイメージしているというが、風の影響を抑えるためにビルは螺旋状にし、風を上方に逃がすデザインとなっていると聞く。

この建物は残念ながら、韓国のサムスン物産が施工を担当したらしい。一方、世界第2位の建物が約束されている「東京スカイツリー」は大林組が施工業者である。昨日、「東京スカイツリー」をライトアップするLED(発光ダイオード)について、パナソニック電工を採用すると発表した。これは、同社がスカイツリーのために新たに開発する高度な調光制御システムも導入した省エネ効果の高い様々なデザインのLED照明を約2000台使うという。特に、江戸ではぐくまれてきた心意気の「」と、美の「みやび」をコンセプトにしているらしく粋を隅田川を連想させる水色、みやびを和装の着物に通じる江戸紫色にし、1日ごとに交互に点灯する仕掛けだそうだ。

ドバイの「ブルジュ・ハリファ」に勝るとも劣らない"日本の心"が息づく「東京スカイツリー」を大いに期待しようではありませんか! ブルジュ・ハリファ.jpeg ハリファ夜景.jpeg    
         <上が「東京スカイツリー」の完成図・下が「ブルジュ・ハりファの昼と夜>

先週末、「インビクタス/負けざる者たち」という映画を見た。反アパルトヘイト運動で27年間投獄され釈放された後、南アフリカ共和国大統領となったネルソン・マンデラと、同国のラグビー代表チームのキャプテンとの人種を越えた友情を、クリント・イーストウッド監督が心に沁みる作品に描き上げた映画である。20世紀最大の指導者と言われる南アフリカの元大統領ネルソン・マンデラ氏をモーガン・フリーマンが、1995年ラグビー・ワールドカップで優勝した南アのキャプテン、フランソワ・ピナールをハーバード大学中退の俳優マット・デイモンが好演している。

マンデラ氏の関する映画は2007年制作の「マンデラの名もなき看守」という素晴らしい映画が過去にも有ったが、今回の主役には彼自信がM・フリーマンを指名したそうだ。M・フリーマン、M・デイモン共にアカデミー賞の主演及び助演男優賞の呼び声が高く、どちらかが確実に受賞するだろうと言われている。人種差別と言えばやはりアメリカに於けるアングロサクソン系の白人達がブラック・アフリカンを蔑視続けた歴史を我々は思い起こすが、実は我が国でも厳然と長きに亘って"差別"は存在した。

江戸時代に確立された身分制度に、「士農工商穢多(えた)非人(ひにん)」というやつがある。当時は、商人の下は人間扱いされなかったそうだが、「穢多」ということばの文献上の初出は13世紀においてであり、『天狗草紙』(1296)などに見られる。又有る文献には、「河原の辺に住して牛馬を食する人をゑたとなつく、如何」と書かれており、江戸幕府の公文書にも1644年以降に現れてくるそうだ。明治以降彼らが集団で生活することが多いため「部落民」と呼ぶようになったみたいだが、私の知る限りでは東京より以西、特に信州・関西・九州に多く居住していたようだ。

戦前までは、戸籍で区別していた制度も廃止され今では人々の移動もあって事実上判別出来なくなったが、社会党の代議士であった松本治一郎 氏が1946年に設立した「部落解放同盟」は今でも厳然と存在する。世界的には、インドの「カースト制度」などが有名であるが、最も悲惨な例は第二次大戦でドイツの独裁者ヒットラーがアインシュビッツ収容所で約100万人のユダヤ人を虐殺した事件であろう。又、我が国でも支那事変の折、南京で20万人とも30万人(但し中国側の発表)とも言われる中国人を虐殺した消し去る事が出来ない歴史が存在する。

今年は、今週末から開始される「バンクーバー冬季オリンピック」や5月から開催される「上海万博」、そして6月から32カ国が参加して熱戦が繰り広げられる「サッカー・ワールドカップ南ア大会」が開催される。今やインターネットで世界は一つになり、完成すればサッカー場とほぼ同じ大きさとなる「国際宇宙ステーション」には、我が国の野口宇宙飛行士他世界各国の宇宙飛行士が長期に滞在している。そろそろ「人種差別問題」とは、おさらばして「地球環境問題」に真剣に取り組む時期に来たようだ。正に、"地球は一つ"である! 

mand.jpeg 2005062100102.jpeg                     <マンデラ(上)とフリーマン(下)は友人だという>

e500043a40688b7a.jpegよく日本人には、物事を決める際に白と黒の間に"灰色"が有ると言われる。要するに、都合が悪いと「曖昧」(あいまい)に事を済ませるケースが多いのだ。東京地検特捜部は昨日、政治資金規正法違反(虚偽記入)容疑で告発された民主党の小沢幹事長を不起訴処分とする方針を固めた模様だ。民主党の一部議員は、"自浄作用"が必要だと語っているものの、恐らく小沢はこのまま幹事長職に居座るだろう。

一方、泥酔暴行問題で物議をかもしている朝青竜も相手と示談が成立したそうで、一部に成るべく穏便に済ませようとする雰囲気が見え見えである。又、相撲協会の理事選で造反し一門に居づらくなり一旦退職の意向を明らかにした安治川親方が、世間の評判を恐れた一門の幹部たちが慰留したらしく、一夜明けると発言を撤回し協会に残ることを表明した。何れも「曖昧」な決着?で、推移を見守ろうという日本人独特な考え方に依るものである。

よく私は、興味ある日本語を英語では何と言うか「和英辞典」で引いてみる事がある。今回も調べてみた処、「曖昧」は"ambiguous"と言うらしく本来の意味は「多義的・不確かな」という意味があるそうだ。要するに選択肢を未だ残して置くという事だろう。私は、過去に仕事で外国の方とお会いする約束をすると時間的に余裕が有るにも拘わらず、必ず先方は何月何日の何時何分ですか?と聞いてくる。今出来る決めごとは、今決めておこうと思うらしくこの風潮は、中国人を始めとするアジア人も同様である。要するに、日本人の「中庸を良しとする」と言う常識は、外国人には通用しないのである。

私が思うに、小沢や朝青竜は早く辞めるべきだし、安治川親方も一旦男が口に出したことは翻すべきではない。正に、現在先送りしている「普天間基地」の移転問題もアメリカ側すれば"何を今さら"という感じかもしれない?

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                    <どう見ても2人共善人の(*^_^*)ではない!>

我が千葉県には、現在約5,157平方キロメートルの面積(全国28位)の中に6,187千人(同6位)の人が住んでいる。都道府県ランキングでは、県民総所得・就業者数・住宅着工戸数・漁獲量・工業製品出荷額・銀行預金残高・小学校数・人口増加率・若者数?・グーグル検索数等が人口同様6位だそうだ。世帯数・自動車保有台数・銀行貸出残高・駅の数は7位らしいが、工事出来高・ゴルフ場の数が5位、観光客数が4位、農産物産出額とラーメン屋の数が2位だそうだ。(自殺者数は7位!)

ご承知の通り千葉県は、東西・南を海に接して居り、所謂袋小路状態が災いして首都圏に於いて神奈川や埼玉に後れを取る事が多々有ると言われている。又、昔からヤクザが多い事でも知られているが、我が県が生んだ代表的な偉人の1人に「伊能忠敬」を挙げる人が殆どだ。物の本に依ると彼は、九十九里に生まれ不幸な少年時代を過ごしたが、勉学をよくし養子先の商家では事業を3倍ほどに拡大させた後に、50歳で暦学や天文学を学ぶため江戸に出たという。

51歳で江戸幕府の天文方を勤める19歳年下の高橋至時(よしとき)に師事し、瞬く間に暦学を学ぶ一方で自費で高価な当時の観測器具を購入し、寸暇を惜しんで測量技術の習得に没頭したそうだ。彼は寛永12年(1800年)、56歳の時に江戸幕府に建言して蝦夷地、今の北海道から第1次測量を開始した。ロシアとの関係が緊張し始め事もあって、慌ただしく出発忠敬を含む6人は、十分な機材を持たず、距離の測定は、1歩を凡そ70cmとして計測したという。その時の測量地図を見た幕閣はその精巧さに驚き、忠敬はやがて幕府の以来で何度も測量旅に出るのであった。

日本全国の測量を開始した彼は、1815年2月19日最終測量地点の東京・八丁堀で、忠敬はすべての測量を終えた。時に忠敬70歳。彼が15年以上かけて歩いた距離は、実に4万キロ、つまり地球を一周したことになる!あとは、誤差を修正して各地の地図を一枚に繋ぎ合わせるだけであったが、既に高齢になっていた忠敬は肺を病み、1818年73歳で病没する。そしてその後彼の功績を知らしめる為、高橋景保(至時の息子)や弟子たちは彼の死を伏せて、完成した地図を発表したのであった。

こうみると忠敬は、50歳までと51以降73歳までの二つの人生を上手に歩んだことになる。私もこの会社を立ち上げた時が51歳の時で、少し遅いと思っていたが、彼の功績を見るにつけ決してそうではないと思うに事で安堵したものである。 inou3.jpeg                       <忠敬が作った日本地図の一部>

無題.JPG昨日の夜9時からのNHKスペシャル「無縁社会」の中で、≪行旅(こうりょ)死亡人≫という言葉が出てきた。週の初めとしては、そぐわない重苦しい話題であるが、一昨年の無縁死(誰にも知られず、引き取り手もなく亡くなって行く人)が32,000人になったと報じていた。特にその中も、本人の氏名又は本籍地・住所などが判明せず、かつ遺体の引き取り手が存在しない死者が1000人も居たらしく、彼らを≪行旅死亡人≫と呼ぶらしい。法律的には"・・行旅死亡人ト称スルハ行旅中死亡シ引取者ナキ者ヲ謂フ・・"となっている尤も、この呼び名は明治32年作られた法律に依って定められた言葉であり、何とも古めかしい言い回しである。

「無縁社会」はかつて日本社会を紡いできた「地縁」「血縁」といった地域や家族・親類との絆を失っていったのに加え、終身雇用が壊れ、会社との絆であった「社縁」までが失われたことによって生み出されている。特に、都会では近所付き合いも希薄で、仕事を離れて久しい「独居老人」の「孤独死」が増えていると聞く。この問題は、年間約3万人と言われる自殺者と微妙にリンクしており、我が国に於いて重大な社会問題となりつつある。当然我々「団塊の世代」が老いて行けば、更に「孤独死」が増える事が予想されるからである。

そして、もう一つ「社会問題」化してきたのが「生涯未婚者」だそうだ。所謂一生独身を通す人達で、年老いて「孤独死」するケースが増えて来ているそうだ。予想では、20年後の2030年には、この「生涯未婚者」が、女性の4人に1人・男性3人に1人となる見込みで、社会の構造を一遍につき壊して行く事も考えられる。嘗て1963年(S.38)に、梓みちよが歌って大ヒットした「こんにちは赤ちゃん」という歌があったが、人間殆どの人が親を始め周りの人達の祝福の元に、この世に生を受け愛情に育まれて大人になった筈である。

しかし、死ぬ時の姿がその人の人生の全てを語るのかもしれない。これは決して人ごとではないのである。 100131_a.jpeg                  〈最近、行政が埋葬する「無縁仏」が急増している〉