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2012年4月26日(木) ≪大投手の証明≫
ダルビッシュがヤンキース戦に好投しMLB4戦投げて早くも3勝目を挙げた。MLBのボールや固いマウンドを克服しつつある証拠だ。日本ハム時代、彼は167試合投げて93勝38敗(勝率71%)、防御率1.99と抜群の成績を収めているが、ヤンキース戦の勝利によって防御率2.42と日ハム時代に近づいてきた。彼は、日ハム時代の7年間に1268回1/3投げて被安打916本、被本塁打58本、四死球383個、三振1250個、防御率1.99と素晴らしい成績を残している。1試合に換算すると被安打は6.5本、被本塁打0.41本、四死球2.7個、三振8.9個だが、MLB4戦では同9本、0本、5.9個、同8.3個と本調子とは言えないだろう。
特に強打を警戒する余り四死球が増えているが、日ハム時代と違っている。好投手の証明は、当然防御率だ。過去日本プロ野球史上、投球回数2000回以上で防御率1点台は藤本英雄(巨人・中日1.90)、野口二郎(セネタース・大洋・西鉄・阪急1.96)、稲尾和久(西鉄1.98)、若林忠志(阪神・毎日1.99)の4人しかいない。投球回数は多いが、かの有名なスタルヒン、村山、別所、杉下、金田、杉浦、小山、江夏などの名投手も防御率は、2~2.5点の間だ。ダルビッシュの凄いところは被本塁打が1試合当たり0.41本というところで、MLBでも7色の変化球を駆使して未だ本塁打は打たれていない。
歴代投手では、 金田正一・・・0.62/江夏豊・・・0.84/桑田真澄・・・0.86/堀内恒夫・・・0.95/佐藤義則・・・1.06/星野仙一・・・1.12江川卓・・・1.23
現役の投手では、
松坂大輔・・・0.72/上原浩治・・・1.06/川上憲伸・・・0.93杉内俊哉・・・0.69岩隈久志・・・0.64
/田中将大・・・0.54/涌井秀章・・・0.74/吉見一起・・・0.72/金子千尋・・・0.76
田中将大以下は、ダルビッシュより投球回数が少なく0.41という数字が如何に素晴らしいかがお判りだろう。MLB162試合の打ち32試合程度投げると予想されるが、その内の60%勝つと18勝に届く。5試合に1本本塁打を打たれるとしたら、次に試合当たり被弾する可能性が有るが、被本塁打率がこのまま0.5を割るとしたら20勝も夢ではないだろう。
一生のうちに、行ってみたい所と見てみたいものにアメリカ・ジョージア州オーガスタのオーガスタナショナルゴルフクラブとそこで開かれる「マスターズ・ゴルフトーナメント」が有る。今年は、プレーオフの末過去80年の歴史の中で3人目のレフティ、バッバ・ワトソンが憧れの≪グリーンジャケット≫をゲットした。日本人選手として石川遼とアマチュアの松山英樹の二人が挑戦したものの、今年も見事に跳ね返されてしまった。7,445ヤード(パー72)と長い上に、ガラスのグリーンと言われるほど速いグリーン(コンクリートの上で練習する選手が居る程)は、わが国では類がなく、過去数多くの日本人プレーヤーが泣かされてきた。
特に、11番ホールから13番ホールにかけては、≪アーメンコーナー≫と呼ばれ、神に祈らなければ通ることが出来ないと言われている。18ホールの全てに植物の名前が付いているが、アザレア(Azalea)と呼ばれる13番ホールで1978年に中島常幸が叩いた13打は、マスターズ史上最多ストロークとして未だに破られていない不名誉な記録として残っている。過去日本人の最高位は、伊沢利光(2001年)、片山晋呉(2009年)の4位だ。嘗て日本ゴルフ界最強のプレーヤーであり、最多出場18回を誇る尾崎将司でさえ、8位が最高だったと記憶している。
<オーガスタナショナルのホールバイホールと中島が13打叩いた13番ホール。右は、今年優勝したバッバ・ワトソン(米)>
最年少優勝記録は、タイガー・ウッズの21歳3ヶ月(1997年)だが、小学校の作文で20歳でマスターズ優勝と書いた遼君の今の実力では、優勝は愚かベスト10入りも難しいだろう。"世界一"とも言われる厳格なメンバーシップ制度をしいていることでも有名なオーガスタナショナルも、初めての女性会員誕生か?と噂されている。今年1月、マスターズのメインスポンサーのひとつであるIBM社に、同社初の女性CEOバージニア・ロメッティ氏が誕生したからだ。ネットで調べてみると、ん十万円?出せば、アーメンコーナーとグリーンジャケットを纏った勝者を見ることが出来るそうだ。
『フランダースの犬』のネロが夢見た如く、私のささやかな夢を数年の内に叶えられたらと密かに願っているところだ。
2012年大相撲初場所で把瑠都 凱斗(ばるとかいと)が優勝を飾った。2006年の夏(5月)に入幕して初めての幕の内最高優勝である。「エストニアの怪人」と呼ばれ、身長199cm体重186kgの巨体を生かしての力相撲が初めて花開いたのだ。もともと腰高のまま力任せに攻めて行くタイプで相撲が荒く、取りこぼしも多く怪我も多かったので、今迄賜杯を抱けないでいたのである。従って腰が低く下から攻めて来る白鵬や朝青竜を苦手にしてきた。特に朝青竜には遂に勝てなかったのである。(0-9)
スウェーデン系エストニア人の彼は、母国で柔道と相撲を体験してが、女で一つで兄弟3人を育ててくれたお母さんを幸せにしたくて日本にやってきた。エストニア語の他に日本語、ロシア語、英語の他にスペイン語やフランス語を話すバイリンガルで日本でもファンが多いと言われている。今現在、大相撲は白鵬の1人横綱が続いており、今回の優勝で把瑠都が2人目の横綱として名乗りを上げるのもそう遠くない事だろう。但し、今回若し全勝優勝をしたとしても彼は、白星の中に唯一"汚点"を残してしまった。
それは、12日目の稀勢の里戦だ。把瑠都は過去稀勢の里に16勝3敗と大きく勝ち越しているにも拘わらず、立ち合い横に跳んではたき込んで勝ったのである。"真っ向勝負"の力相撲の期待した観客からは『帰れ』コールが巻き起こったと言う。"横に跳んではたく"という相撲は、本来小さくて相手より力が劣る力士がとる戦法である。確かに今売り出し中の新大関稀勢の里は、ここ数場所メキメキ力を付けて来ており、把瑠都との力の差も縮まってきているのも確かだ。しかし、今場所あの一番が完全に水を指してしまった。風呂をあがった把瑠都はその反響の大きさに驚き慌てて謝ったそうだが、後の祭りだ。相撲の粗さと精神を叩き直さなければ、横綱への道はまだまだ遠い様に思える。
12月20日、ポスティングシステムを利用してメジャー移籍を希望していた日本ハム・ダルビッシュ有投手の入札球団が公表された。「テキサス・レンジャーズ」である。落札金額は松坂大輔の5111万1111ドルを超える5170万ドルとの報道も有り、私の予想通り松坂超えである。テキサス・レンジャーズは、当初1961年に2代目のワシントン・セネタースとして発足、1972年にテキサス州アーリントンに移転し、現名称に改名して現在に至る。ア・リーグは1901年に発足したが、セネタースその当時から60年間に渡ってワシントンD.C.を本拠地としていた。
1961年にミネソタ州ミネアポリスに移転し(現ミネソタ・ツインズ)、新たなワシントン・セネタースとして創設されたが、その後メジャーリーグの方針である球団の拡張と共に分離独立し、テキサスに移転したのである。現在は、投資グループと球団社長であるかっての名投手ノーラン・ライアンが共同経営しており、最近では昔の弱小球団の汚名を払拭し2年連続ワールドシリーズに進出を果たしている。惜しくも今年も優勝を逃したが、レギュラーシーズンでダルビッシュが15勝以上達成できれば、来年もワールドシリーズ進出も夢ではない。
テキサスは、昔メキシコの1独立国家の時代が有ったようだ。「テキサス・レンジャーズ」は、その当時の治安維持組織・警察機構が基になっている。 私が憶えているテキサスレンジャーを主人公としたアクション物の連続テレビドラマとして、チャック・ノリス主演の『炎のテキサスレンジャー』がある。現在でも、警察とは一線を画していて 州法では廃止してはならないと定められているらしい。特に制服は無く、カウボーイハットにブーツ、ピストルベルトが目印だ。現在は、欠員が出れば補充するシステムらしく、高齢化が進んでいると聞く。
昔は、権力を嵩に着てやりたい放題やっていた時代もあったようだが、西洋版マスクの「鞍馬天狗」、ローンレンジャーも このテキサスレンジャーを下敷きにしていると言われる。何れにせよアメリカ人にとって「強気をくじき、弱気を助ける」というイメージが強く、ダルビッシュが活躍すればノーマン・ライアンの様にアメリカン・ヒーローになれるのである。
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<レンジャースの本拠地ボール・パーク・アーリントンと馬のマスコット>
2011年12月9日(金) ≪ダルが動いた≫
入団してから7年間で93勝(38敗)した我が国プロ野球界の至宝日本ハムのダルビッシュ有投手が遂に動いた。8日付の自身のブログで、ポスティングシステム(入札制度)を利用してのメジャーリーグ挑戦を表明したのだ。最優秀防御率2回、最多奪三振3回、最高勝率1回のタイトルを引っ提げてのメジャー行きだが、何といっても5年連続防御率1点台が光る。彼は、WBCでの活躍もあってメジャーリーグでもよく知られており、ヤンキース、レッドソックス、エンジェルス、マリナーズ、レインジャース、オリオールズ他8~9球団が獲得に乗り出すとみられている。
ところで気になるのが、ダルの奥さんである紗栄子夫人との「離婚問題」だ。既定路線だったメジャーリーグ行きを昨年見送ったのは、この「離婚問題」が有ったからだといわれている。今年2月に連泊愛を写真誌に撮られた元プロゴルファーの古閑美保との縁は切れたようだが、ネックは紗栄子夫人から要求された2人の男の子の年間養育費1億2千万円だろう。今現在のダルの年俸が5億円、 一説にはメジャーリーグでの年俸要求額が2000万ドル約15億円と言うから、1年分の年俸で10年間払い続ける事が可能だ。ダルにとってメジャーリーグ移籍のためには、この「離婚問題」の解決が必須条件なのだ。
FAは別にして、ポスティングシステムによる日本人のメジャーリーグ移籍は、2000年のイチロー以来過去9人いる。元々この制度が出来た経緯は、1995年の野茂英雄(近鉄→ドジャース)と翌1996年の伊良部秀輝(ロッテ→ヤンキース)の強行突破に依るメジャーリーグ移籍が発端だ。この制度が出来て、移籍金が所属球団に入るようになったが、過去の最高額は言わずと知れた松坂大輔(西武→レッドソックス)の5111万ドル(当時のレートで60億円)、2番目が井川慶(阪神→ヤンキース)の2600万ドル、3番目がイチロー(オリックス→マリナーズ)の1312万ドルだ。
「井川ショック?」と言われている通り、9人のうち相手球団にとって"そろばん勘定"に合っているのはイチロー位のものだろう。一説によると、15日に公になるダルの移籍金は松坂の60億円を超すだろうと予想されている。もしそうなれば、向こう7年間で100勝が最低ノルマとなるだろう。(松坂は5年で49勝)さて、皆さんは移籍1年目の来年、ダルは何勝上げると思われますか?私の予想は13勝です!



