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2016年10月4日(火)  ≪第17回大阪国際音楽コンクール≫

先週の土曜日3日の夕方私は大阪に居た。もうすぐ11歳になる5年生の孫娘が≪第17回大阪国際音楽コンクール≫のインファントA部門(小学校4~6年生)に出場するため、ワイフと一緒に保護者としてやってきたのだ。彼女の父親は現在米ペンシルベニア州フィアデルフィアのウオートンビジネススクール(トランプも通った学校)に留学中だし、母親はもう直ぐ1歳になる下の娘の守で来れないため我々が引率してきた。彼女は3歳で始めたバイオリンで出場したのだが、コンクールにはアジアの各地域から予選を勝ち抜いた生徒たちがピアノやハープ、チェロなどの楽器で覇権を争うのだ。

2016osakaIMC_Poster A3.eps 実は昨年も同じような事情で我々と彼女の父親(長男)の四人で大阪にやってきたが、父親は臨月の奥さんを残してきたのでその日のうちにとんぼ返りした。4年生だった昨年は残念ながら5位に甘んじ、あくる日「あべのハルカス」に上って帰京した。今年も昨年同様、新大阪に到着すると直ぐさま貸しスタジオでステージ衣装に着替えさせて、軽く練習をさせた。させたと言うもののバイオリンの曲目は難しくて我々がとても歯が立つものではない。彼女は一度と約4分半の曲を通しで弾いた後、何か所か確認した挙句「よし!」という言葉を発して練習を終えた。

彼女の出番は、ハープ1曲、バイオリン9曲、ピアノ26曲の36人中8番目演奏だ。審査員は6人居て、ベルが鳴らされると演奏を終了しなけければならない。出番が近づくとむしろ我々の方が緊張しているようだった。昨年と違うのは曲目もそうだが、背が伸びたこととバイオリンが大人用のフルサイズになった事だ。当然フルサイズになると音の響も違ってくる。どうやら借り物らしいが、4分の3のサイズの今のものをやめてその高価なバイオリンを先生の勧めで買うらしい。彼女の演奏がはじまった。ピアノ伴奏は、これも東京から来てくれているS先生だ。img_0981

出だしは、練習通りで音色も素晴らしい。演奏スタイルも気迫と感情が溢れててスタイルも申し分ない。ところが佳境に入る寸前でベルが鳴って終わった。後で聞いたところによると曲の半分程度弾いたところだったという。私は不安を覚えたが、口に出さずに泊まるホテルに向かった。成績発表と表彰式は夜の8時というからチェックインして夕食を食べて戻れば充分間に合う。結果的には美味しいお好み焼きを 食べたくて並んだから、戻ったのは、8時丁度だった。掲示された順位表を下から舐めて行ったが彼女の名前がない。img_1035

似通った名前が途中に有ったので、一度視線が止まりかけたがテッペンまで上り詰めて彼女の名前を発見した。「あった‼️」1位だ。思わず彼女のことを抱きしめた。これも後から聞いた話だが、一箇所音を少し外したという。演奏終了後、審査員の一人であるいつも習っているY先生と顔を見合わせて互いに笑ったという。その先生は、「優勝を狙いなさい」と言ってくれていたそうで本人も緊張もせずそこそこ自信はあったという。「孫褒め」じゃないが、予選を勝ち抜いてきた36人の中でトップに立ったのだから大したものだ。オマケにワイフは優勝すると信じていたというからこれも大したものだ。

どうやら、フルサイズのバイオリンの請求書は私に回ってきそうだ。