24
2月

2015年2月24日(火)  ≪「行って帰り」という言葉の意味は?≫

NHKの連続テレビ小説『マッサン』を見てて一つ気になる言葉が有る。エリーがマッサンこと政春や娘のエマを送り出す時に使う「行って帰り」という言葉だ。我々が出かける時は、「行ってきます」とか「行って参ります」と言うのに対し、送り出す側は、「行ってらっしゃい」と言うのが普通である。調べた結果、「行って帰り」は広島の方言らしく、似たような表現に大阪の「お早うお帰り」というのが有る。共に、「仕事を早く終わらせて、早く帰って来てくださいね!」という意味が込められているらしい。普段何気に使っている日本語には、色んな意味が含まれていることが判る。(話はコロッと変わるがエマ役のホリプロ所属【優希美青(写真)】は、やせ過ぎで余り可愛くないと思うが?)

B2T_w1NCMAAk8fm

ところで前述の出かける際に使う「行ってきます」という言葉=「行って来ます」である。「行く」のに「来る」という言葉を同時に使うのは、やや不思議な気なするが、これは「行って帰って来ます」と言う意味で、行ったまま帰って来ないのは、「行きます」となる。昔、戦争に出兵する人たちは「行ってきます」とは、言わなかったそうだ。何故なら、帰って来ることを想定していなかった為だ。欧米では恐らく戦争に行く際には、愛する人たちに「必ず帰って来る!」と約束するだろう。この辺りも人間性や夫々の国の考え方が違うので面白い。

私が幼少期を過ごした福岡でも面白い言い方が有る。これから友人の家を訪問する事を電話で告げる際、「今から来(く)るけんね(きますからね)」という言い方をすることが有る。今でもそういう言い方をするかは定かではないが、これは何事も相手の立場になって物事を考えるという謙譲の意味が込められているからだ。テレビやインターネットの発達に依って、年々地方の方言が廃れて行くのが残念な気がするのは、私だけではない?筈だ。