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2017年5月17日(水)  ≪黒い郵便ポスト≫

色んな方々からブログの更新がないねと言われてますので、又毎日ではないにせよ少しづつ書こうかと思います。皆さんは、郵便ポストの色は赤いものだ決めつけているかもしれませんが、黒い郵便受けが有るのをご存知でしょうか?実は私も兄弟が横浜の中華街(写真下)に集まり、昼食を済ませて元町を散策していた折、初めて知ったのです。但し、黒色と思っていたのですが自宅の帰って調べてみて実は濃紺だと知りました。濃紺に塗った理由は、御覧通り街のイメージに合わせたものだそうです。IMG_0469

しかし、日本の郵便ポストは何故赤いのでしょうか?明治4年(1871年)の郵便創業時の「郵便箱」(当初の正式名称)は白木のままで、翌明治5年(1872年)の柱型郵便ポストから黒塗りでした。
当時は、近代郵便制度が始まってまだ一年のことであり、「郵便」という言葉自体が一般には馴染みが薄かったため、郵便ポストに書かれた「郵便箱」という文字を「垂便箱(たれべんばこ)」と読み違え、公衆便所と勘違したという笑い話のようなエピソードが『郵便創業談』に載っています。IMG_0473IMG_04763-thumb

元々は黒だったようですが、我が国に赤色の郵便ポストが出現したのは、明治34年(1901年)のことだそうです。当時の逓信省の指示で民間人が考案した赤いポストを近代郵便の発祥の地である日本橋の北側に10月に設置したのが始まりのようです。逓信省で赤くするように指示した理由は不明ですが、イギリスが1874年(明治7年)に初めて赤いポストをロンドンのトラファルガー広場など6箇所に設置し評判が良かったので、その後10年間かけてイギリスの全ポストを赤く塗り替えた背景があり、その状況を逓信省の幹部が知り、赤くするよう考案者に指示したらしいのです。

明治時代は、今のように街灯が無かったので赤色は夜目にも目立ったのもその理由かもしれません。でも、世界の郵便ポストは必ずしも赤色だけではないのですよ!調べてみたら次のような事実が判明しました。

★赤色・・・イギリス、オランダ、イタリア、デンマーク、ベルギー、ギリシャ(速達)、ハンガリー、ポルトガル、カナダ、オーストラリア、タイ、マカオ、台湾、韓国、日本、ペルー、メキシコ
★黄色・・・ドイツ、オーストリア、スイス、スペイン、スウェーデン、リトアニア、バチカン、ルクセンブルク、トルコ、ボスニア、ルーマニア、オーストラリア(速達)、イスラエル、ブラジル
★緑色・・・中国、エジプト、アイルランド、香港、台湾
★青色・・・アメリカ、ロシア、チリ、ポルトガル(速達)、日本(速達)
★橙(オレンジ)色・・・チェコ、ベトナム、ギリシャ、エストニア

以前、郵便ポストの色は何色が好きか投票を行った事があるそうですが、結果は1番が赤色で57.4%、2番が黄色で23.5%、3番がオレンジで8.8%、4番が緑色で7.4%%、5番が青色で2.9%という状況だったそうです。ネットの発達で手紙を書く機会が少なくなった日本で、行く先々で郵便ポストの色が違うというのは、楽しいと思いませんか?