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2011年9月2日(金)  ≪ジャマイカとケニア≫

韓国テグの世界陸上のトラック競技は、概ね黒人選手が席巻している。それも短距離は、ジャマイカの選手、長距離はケニアの選手がメダルを多く獲得しているのが特徴のようだ。黒人のルーツはアフリカである。ジャマイカの人口(約272万人・136位)構成を調べてみると、ムラート(Mulatto/ヨーロッパ系白人と黒人の混血)、インド系が1.3%、白人系と中国系が0.2%、残りの約91%が"アフリカ系の黒人"である。1494年にコロンブスが第二回航海において、ジャマイカ島を「発見」し、その15年後にスペイン領となった。

ジャマイカ.JPGスペインはこの地にサトウキビプランテーションを設置して、先住民を容赦なく酷使したため、その数が著しく減少した。そこでスペインは、西アフリカ(モーリタニア・ギニア・セネガル・コートジボパール辺りか?)から黒人奴隷を輸入し労働力を確保したのである。一方のケニアは、東アフリカに、位置する共和国で、イギリス連邦加盟国(元イギリスの植民地)である。首都はナイロビで、北にエチオピア、北西に南スーダン、西にウガンダ、南にタンザニア、東にソマリアと国境を接する人口約3980万人(33位)の国である。

kenia-1.JPG人類の起源はアフリカだと言われているが、西側が短距離に強く東側が長距離に強いとは面白い現象である。ケニアが長距離に強い理由として、国土の大部分は、標高1100m - 1800mの高原となっているため空気が薄く、ケニアの選手は常時高地練習を行っている計算になる。又、年間平均気温が19℃の乾燥した高原サバンナ地帯で、高温多湿な我が国と違って長距離トレーニングに向いているのかもしれない。何れにせよ、アフリカ系黒人選手のパワーとエネルギーは比類なきもので、オリンピックや世界陸上のトラックで日本選手が金メダルを獲る事は、残念ながら未来永劫有り得ないだろう。(=_=)

ここで、一昔前ハリー・べラフォンテが歌って一部でヒットした私が好きな「さらばジャマイカ」という歌をご紹介しよう。

Down the way where the nights are gay  And the sun shines daily on the mountain top/I took a trip on a sailing ship  And when I reached Jamaica I made a stop

・・・行く手は夜が楽しくて 日ごとに太陽が山上に輝いているところ 帆船をかって旅をつづけ ジャマイカに今着いて停泊した・・・