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7月27日(火)   ≪コマツが2位に後退した訳?≫

日経新聞が纏めたところによると、2009年度の「主要商品(100品目)・サービスシェア調査」の内、12品目で首位が交代したらしい。景気の低迷で消費者心理が冷え込む中、価格対策や販売戦略を明確に打ち出し、購買意欲をかき立てた企業が勝利したようだ。ビール系飲料では、9年振りに「キリンビール」が微差で「アサヒビール」をかわし、カーナビでは「三洋電機」が「パイオニア」を追い越した。コピー機では、「リコー」が「キャノン」を押さえ、DVDソフトでは「エイベックス」が「ポニーキャ二オン」を、音楽ソフトでは逆に「ソニー・ミュージック」が「エイベックス」を、凌駕した模様である。

我々建設機械業界でも油圧ショベル部門(自重6t以上)で、中小型機を中心に販売攻勢をかけた「日立建機」が、「コマツ」(小松製作所)を抜いて29年ぶりに首位に立った。このニュースは我々にとって、1998年にアサヒビールが45年ぶりキリンビールを抜いて首位に返り咲いた時と同じくらいの衝撃的なニュースだ。コマツは、「キャタピラー社」に次ぐ建設機械では世界2位のシェアを誇るグローバル・カンパニーで2006年度、2007年度の優れた会社ランキングで、トヨタキャノンでを抜き1位となった企業だ。

如何に不景気で2009年度の油圧ショベルの販売台数が、前年度比マイナス49.6%の10,274台に落ち込んだとは言え、コマツのシェア自体がマイナス5.7%と低迷した事は何らかの要因が有るだろう。今我が国の建機レンタル業界は、農機具同様にショベルメーカーが参入し、混戦模様だ。コマツは「コマツレンタル」、日立建機は「日立建機レック」という、それぞれ全国に9ブロック売り上げ約450億円、8支店売り上げ約350億円の直系レンタル子会社を運営している。

御承知の通り、我が国の油圧ショベルは世界でもトップクラスのメーカーが犇めいており、特にコマツは中国・東南アジア・ヨーロッパ・アフリカを中心に抜群の知名度を誇り、総生産台数の7~80%は海外に依存していると言われている。従って、景気が低迷しているお膝元の日本国内を軽視したのではないだろうか?一方、コマツは昨年の4月に独立系の「BIG RENNTAL」を統合し、国内では油圧ショベルを中心にあらゆる機械のレンタルを積極的に展開してきた。シェアが4.4%アップした日立も一昨年の4月に、全国のレンタル子会社8社を統合して現在に至るが、両社にどんな政策の違いがあったのだろうか?

一つ言える事は、日立が同業者との軋轢を避け調和を重視した?のに比べ、コマツは斟酌せずにドラスティックに展開した結果、我々レンタルユーザーにそっぽを向かれたのである。日本の油圧ショベルの歴史は、半世紀になんなんとするが、前にも述べた通りその技術は世界の超一流クラスである。これは偏に、我々ユーザー共に日進月歩で築き上げて来たものである。そのマザーカンパニーであるメーカーが、子供たちを苛めたのでは、我々も乳離れをせざるを得ないのだ。

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                       <シェア首位が交代した12品目>