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Dec

12月4日(金)    ≪フグ料理とテトロドトキシン≫

昨日、久しぶりにフグ料理を食べた。船橋市の「大森田」(047-433-0354)という≪フグ料理≫専門店で、市内では認証店舗第1号らしく、35年以上の実績が有るそうだ。店自体は、80年以上の歴史を有し、他にも「すっぽん」や「はも」料理を出す由緒正しい料理屋さんのようだ。70%を消費する関西では、フグの事を「てっぽう」と呼ぶそうだが「めったに当たらない(昔の鉄砲は命中率が悪かった)が、当たれば命が危ない」という意味でそう言うらしい。「てっさ(てっぽうのしみ)」「てっちり(てっぽうのちり鍋)」という料理名はここに由来している。

調べてみると、1996年から2005年の10年間に、全国でふぐによる食中毒は315件発生しており31名が亡くなっている。その多くが、資格を持たない一般人がフグを調理した結果起きているそうだ。有名なのは、1975年8代目坂東三津五郎 が京都の料亭で肝を4人前食べて中毒死した事件であるが、その以前にも相撲取りが何人か中毒死しているようだ。今でも、11月の九州場所に力士達が来ると博多の街にはフグが無くなると噂されているから、相撲取りは≪フグ料理≫が好きなのだろう。かつてはフグ毒に当たると頭だけ出して地面に埋めれば治るなどの言い伝えがあったが、完全な迷信である。(*^_^*)

フグの毒は、テトロドトキシンという毒だそうで、その毒量は「マウスユニット (MU)」(20グラムのネズミを30分で死亡させる量が1マウスユニット)で表わされる。人間の場合5,000-10,000マウスユニットで致死量に至るが、フグ毒による事故では致死率が5.7%と言われており、他の食中毒よりも圧倒的に致死率が高いそうだ。豊臣秀吉が朝鮮出兵の際、九州でフグを食べた兵士達が相当数死亡したことから禁止したそうだが、明治維新に下関でフグを食べた伊藤博文がえらく気に入り、山口県のみ解禁したしたらしい。

現在では調理方法も確立され全国各地で食べられるようになったが、食用として用いられのは約180種以上のフグの内、トラフグとマフグである。唯一大分県では、条例で「肝」を食べる事が許可されている。食べた人に聞くと少し唇が痺れ、何とも微妙な心持らしい。今のところ私は未だ命が惜しいので、挑戦する勇気がはないが、もう少し年を重ねて命が惜しくなくなったら、大分に行って食してみようと思っている!(●^o^●)

ふぐ.JPG                          <「大森田」のフグ刺し>