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6月4日(木)   ≪「アメ車魂」のトップセールスマン≫

経理の女性が『社長、面白い記事が載ってますよ』とヤフー・ニュースの或る記事を印刷して私にくれた。そこには、逆風下でGM車を売りまくるヤナセに勤務する≪「アメ車魂」のトップセールスマン≫氏の事が書かれていた。30歳の彼は、もともと個性的な「アメ車」が大好きで、メカニックとして会社に入社したが、6年を経て「憧れのGM車が日本で減っていくのが厭!」で自分から上司に直訴し、セールスマンになったそうだ。

セールス1年目の2007年(9月締め)には、いきなり54台を売って全国2位、2年目の一昨年は57台で全国1位に、そして3年目も57台で同じくトップ、そして4年目の今年も去年を上回るペースで販売しているため、3連覇は確実視されてるそうだ。彼は、先ず格好から入って行くらしい。明るい笑顔の彼は、ピンクのメガネに赤いネクタイ、手にはピンクのケータイ電話を持ち、腕からこぼれ落ちそうな腕時計とまるで芸人かと思えるような奇抜ないでたちでお客を訪問するという。勿論、派手嫌いのお客さんには地味な腕時計に替えるし、派手好きなお客さんにはもっとでかい時計をして行くそうだ。先ずは、相手に自分を印象付けるためだ。

彼のトークが流暢かどうかは判らない。但しこれだけの「アメ車」を売るのだから、彼の説得力のある言葉が、相手の心をつき動かすに違いない。増してや、売った後も機械的なトラブルが発生した場合には、即現場に直行し、自分で直せるものは対処するという。私は昔から営業のスタイルに「決め」はないと思っているし、部下にもそう説いてきた。最低のルール、例えば言葉使いや服装さえキチンとしていれば、その人その人のやり方で新規顧客を獲得して行けば良いだけの事で、彼はたまたまその典型なのだろう。要するに、自分の個性を売り込む事によって商売が成立するケースが多いのだ。

但し、私はその場合でももう一つ条件を付けている。それは、最低30分間はお客さんと対峙して色んな話題で会話を持続させなければならないと言う事である。話題は何でもいい、政治・経済は勿論の事、スポーツ・芸能或いは出身地の話題や好きな女性のタイプなども大いに結構である。そして、その中から相手の趣味や自分との共通点などを探り出し、更に時間を忘れて会話を繋げれば、初期の目的の半分は達成したと言っても良いだろう。即ち、商売は必ず近い将来実現する筈である。

この記事は、『苦境こそ自分に対する神が与えて試練であり、最高のビジネス・チャンスである』との彼の言葉で締めくくっていた。そして、この記事を私が社内全員に回覧したのは言うまでも無い!

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                 (中国に売却が決まった?好事家憧れのGM「ハマー」)