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3月5日(木)     ≪ノックのルールとマナー≫

ノック.JPG昔、『ノックは無用』と言う映画や歌があったような気がする。でも世の中、トイレに入る時や会社の応接室に入る時、はたまた家の中でも少し大きくなった子供たちの部屋に入る時は、必ず≪ノック≫をしなければならない。ところで≪ノック≫には、ルールやマナーがあるのだろうか?実は私が丸の内の新入社員の頃、たまたま役員室に呼ばれたことがあった。滅多に無い事なので、急いで"コツ、コツ"と2度≪ノック≫して入ろうとしたら、ある役員から「君、それはトイレノックだよ!」と言われ焦ったことを覚えている。

そもそも≪ノック≫の習慣は、家にドアがあった欧米からのものである。因みに、欧米では3回はプライベート≪ノック≫(友人、夫婦、恋人など親しい間柄)で、4回がフォーマル≪ノック≫といわれているようだ。しかし、我が国では会社の応接室に入る時に、4回の≪ノック≫というのは、何だか馴染まないので3回というのがビジネスマナー上、一般的になったようであるが・・・。

音は、大きすぎず小さすぎずというのが常識であるが、小さいより相手に聞こえる程度に大きい方が良いとされている。但し、部屋の中の会話や雰囲気を壊さないように気を付けたいものである。又、形には特に拘らないようだが、手の甲をドア側に向けて中指を少し高くして、手首をきかせて関節部で"コツ、コツ、コツ"と叩くのが普通のようである。

回数の話に戻るが、フォーマル≪ノック≫が4回であるということで何か気付かないだろうか?そうです!ベートーベンが作曲した交響曲第5番『運命』の有名な"ダ、ダ、ダ、ダーン"は、『かくの如く運命は、扉を叩くのだ』という意味である。
さて、皆さんは今日どのような『運命』の扉を≪ノック≫するのだろか?